食事を終えいよいよ出発ゲートへ。まだ時間があるので展望コーナーに行ってみたが、なかなか見晴らしが良かった。出発1時間前になったので、残金を再度日本円に両替。2000バーツ差し出したところ、日本円で5000円が戻り、端数はバーツで返された。
この残ったバーツで、最後に酸味の聞いたグアバジュースを飲んだ。しかしいくら100%絞りたてとはいえ、バンコクの物価から考えると120バーツはとんでもない暴利だ。
このジュースを飲みながら、のんびりと指定の24番ゲートに向かうと、途中で手荷物検査を行っているため、信じられないほどの大混雑。通過になんと15分もかかってしまった。
結局ゲートに到着したのは8時5分。出発が8時20分なので、すでに搭乗手続きが始まっていた。結構冷や汗もんだった。
しかしそれでも私は早く到着したほうらしく、機内に入っても座席は半分ぐらいしか埋まっていない。まだみんな手荷物検査で手間取っているようだ。
機長から遅れている理由のアナウンスもあり、結局25分遅れで飛行機がようやく動き出した。帰りが遅くなるじゃないかと文句の一つも言いたくなるが、なんと帰りは追い風になるようで、成田には定刻着との事。うまく出来ているもんだ。
今回の旅行で気が付いたことあれこれ
・ BTS利用者は昨年よりかなり増加している。昨年は結構座る機会もあったのだが、今年はほとんど座れなかった。数分おきに到着するBTSは入り口付近まで人があふれている事が多く、バンコク全体の所得が上がったのではないかと感じた。
・ バンコクのショッピングセンターは、ともかく意味不明なほど巨大な吹き抜けが多い。
・ タイ国営リムジンは、ベンツ仕様だが1050バーツと破格の値段。
・ ハワイでもそうだが、日本人は日本人同士で群れているような気がする。言葉の問題が大きいとは思うが、特に中高年の我々おじさん族は、一箇所にかたまり、その場所だけで偉そうにしているように見える。
・ バンコクの人々の冬の服装は、半袖のワイシャツかポロシャツに長ズボンが多い。意外にすっきりと着こなしている。やはり服装で判断するお国柄のせいだろうか。
・ 日本よりもず〜っと貧富の差が激しい。路上生活者から、マッサージパーラーにベンツで乗り込む人までいろいろいるようだ。だからこそ少しでも上に這い上がろうと努力している人が多いのかもしれない。
・ 女性が話すタイ語は、すこぶる耳にやさしく感じられる。
・ 毎朝ホテルに置かれている無料飲料水の中身はいったい何なんだろうか。味があるようなないような、妙な水に感じる。瓶そのものも使い回しをしているとしか思えないので、ますます中身が謎だ。
・ バンコク市内は相変わらずの渋滞だったが、交通違反の取締りをしている姿はあまり見かけない。渋滞緩和でおまわりさんは精一杯なのだろうか。
・ 第一印象は何となく汚らしく臭い屋台であったが、バンコクでの滞在が長引くにつれ、段々と慣れて来た。帰国間際にはあの臭いがなんとも懐かしく思えるようになってきたから不思議だ。