JALビジネスクラスの機内

 ゲート到着は10時20分。すぐに優先搭乗のアナウンスがあり、ベストのタイミングでした。まだ並んで待っているたくさんの方を尻目に、悠々と搭乗。申し訳ない気持ちと、ちょっとした優越感が入り交じっています。
ゲートから見た搭乗機
 この飛行機、実は直前になって急に機材が変更となり、ずいぶん前にベストだと思って指定した座席も移動になってしまいました。

 改めて指定されたのは、最初より後ろです。どうやらこの機材は前の方にファーストクラスがあるようです。

 そこで、JALから電話連絡を受けた日、すぐにネットで新しい座席を確認。当初の座席は右側の窓側です。離陸してから富士山を見ようと思っていました。

 ところが同じ事を考える人が多いのか、右の方が満席で、左の方には空席が残っていました。しかも2列の席で誰も指定していない席を発見。

 富士山が見えないのが残念ですが、それより隣がいなければのんびり出来るだろうと考え移動。(もちろんこの後すぐに隣が埋まる可能性も考えてはいました)

 さて乗り込んでみて確認すると、最初にJALから指定された席の隣はゴルフ族グループの一人だったようで、仲間と話しをしていました。「これはよい判断だった」と納得。

 一方新しく指定した座席には、優先搭乗が終わっても誰も乗ってこず、目論見通り2座席を占有するという幸運に恵まれました。「これは幸先いいぞ」とすぐに単純に考えてしまいます。

 で座席ですが、シートの幅は、想像していたほど広くはありません。45cmぐらいでしょうか。ただ肘掛け等の幅が広いので、隣との間隔が開いています。しかも座り心地がエコノミーとはかなり違っていました。

 足下はさすがに広いです。身長172cmの私が足をいっぱい伸ばして、ようやく前の座席の設置部分につくかつかないかで、これだけでも助かります。

 また目の前の液晶画面もエコノミーのものより一回り大きく、見やすく感じました。座席はすべて電動で動きます。足台が上がったり下がったり、背もたれが倒れたり起きたり、すべて電動です。目一杯倒すとかなり水平に近くなるのもすごいです。

 「これじゃあ、ビジネスに乗り付けたらエコノミーには乗りにくいな」と感じました。椅子のあちこちを物珍しげにいじっていると、エコノミーの方たちの搭乗も始まり、機材自体が小さいので15分ほどで搭乗完了。定刻出発です。

 例によって成田空港を一周するかのように、グルッと回って移動し、すぐに離陸。窓から下を見ると、最初に「筑波山」が見え、やがて「銚子港」、さらに「九十九里浜」の美しい海岸線が見えました。

 空は青空ですから地上がよく見えます。房総半島を横切り、三浦半島を見て、「あれが城ヶ島かな」なんて思っていると、今度は熱海が見えてきました。伊豆の東海岸は、釣りや観光で良く行きますから、景色のほとんどはすぐに見分けられます。

 伊豆を横切り土肥港を抜けたかなと思った頃機長からアナウンス。「今日は富士山がよく見えます」との事で、これだけは残念に思いました。

 御前崎を過ぎる頃にはシートベルト着用サインも消え、食事です。先ずはシャンパンが振る舞われました。さっぱりしておいしかったです。続いてビールで喉を潤します。「シンハビール」が飲めるかなと思っていたのですが、積んでいないようでした。そこで「EBISU」をお願いしました。

 アルコールが回ってきた頃、メニューを渡され、食事の注文です。3種類から選びます。
 


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