ナナのゴーゴーバー

 しつこいようですがもう1点。顔立ちがきれいであちこちからお呼びがかかるような女の子は強気な子が多く、席に呼んでもすぐに「外へ」と言うことになり、ほとんど話にならないということも分かってきました。

 しかし女の子同士で毎日踊っているわけですから、必然的に主流からはずれる子もいるはずです。そういった子達と自分の好みが一致すると楽しい交流が出来ると言うことにも気がつきました。

 とはいうもののどの子がそうなんだ、と聞かれて答えられるようならゴーゴーは卒業かもしれません。しかも実際に席に呼んでみて気がつくことが結構あります。

 まさに照明のマジックだと思いますが、白く見えた肌の色が、近くに来たら結構黒っぽかったとか、眼がパッチリしているように見えたのに、実際にはつけまつげのせいだったとか、スベスベした若い肌だと思っていたら、顔の皮膚が結構荒れていたとか、呼んでみて初めて分かる事も多いです。

 性格も、ステージ上では明るそうに見えたけど、横に来たら無口だとか、クールに見えた子が実はお茶目で馴れ馴れしかったりといろいろです。

 予想がまったく外れたときは、よほど嫌でない限り適当にお付き合いしてチップを渡せばだいたいそれで解決。この辺りのシステムは実に良くできているなと思います。

 逆に女の子側も、ステージから見ていて嫌だなと思っていた客から呼ばれたりすることもあると思うのですが、その場合は席に近づくことそのものを拒否したりしているみたいです。この辺り、女の子同士、微妙なアイコンタクトで確かめ合っているようにも思えます。

 実際大柄の外人さんがそれをやられていました。女の子同士の情報交換はひじょうに早く、前日一緒に出かけた客、支払いが悪かった客、女の子の扱いが乱暴だった客等の情報がすべてインプットされていると思って間違いなさそうです。

 あちこちの女の子から聞いた話しに寄れば、外人さんは一般的に体が大きく、扱いが乱暴であるというのが共通見解みたいです。

 そこへ行くと日本人は「優しい」のだそうで、(金も持っている事も含めて)初老のおじさんにも良い目が見られるということになります。

 前置きがう〜んと長くなりました。こんな所で興奮していてもしょうがないのですが、ついつい書きたいことが頭から飛び出てきてそれをそのまま入力しています。

 さてというわけで、ソイカウボーイは一時的にちょっと私には通りの喧噪を楽しむだけの、過去の通りになってしまった感じです。一応喧噪を楽しみつつBTSでナナ駅へ移動します。

 入り口を入ってすぐ右側のエスカレーターを上がって、先ずは評判が良くなっているという噂?のある「マンダリン」へ。

 カーテンをくぐると、何と目の前に階段が出現。ちょっとげんなり。それでもがんばって3階に行くと、女の子の顔を見る前にたばこの煙攻撃に降参。「これは駄目だ」と思いあっと言う間に退散。

 「もしかすると可愛い子がいっぱいいたのかも」とも思いましたが、密室のようなゴーゴーで、たばこの煙が充満しているところでは、どんなに良い子がいても楽しめません。その点、タバコ嫌いのゴーゴー嬢は大変だと思います。

 続いて「レインボー3」へ。途中の通路には屈強そうでスレンダー、上背もあって野性味のある美しい子達(意味は分かってもらえると思います)が待機していて、その前を通過するときはちょっとドキドキしました。しかし向こうも私なんかは相手にしていないようなので助かります。

 「レインボー3」ではビールを1本飲みました。ステージを20分ほど眺めていましたが、ステージ上の女の子が時間によって一斉に変わるのではなく、一人一人トコロテン方式に押し出されていくので、全員を見るのに時間がかかります。面倒になってここも退店。

 結局「レインボー2」へ行き、カーテンをくぐった瞬間、あっと言う間に昨日の子が私を見つけ近寄ってきます。

 私はすっかり名前を忘れていたのですが、彼女はしっかり私の名前を覚えていました。すごい記憶力だなと思います。ただ幸いなことに彼女の番号は覚えていたので、嫌われずに済みました。

 この子は美形という範疇からははずれていますね。目はクリッとしていますがぽっちゃり系の顔つきで、バンコクではよく見かけるパターンの顔つきです。ただ胸の形がきれいですね。思わず吸い寄せられます。ミロのビーナスを思い出しました。

 この子としばらく話をして、明日からパタヤに行って、二泊してまた戻ってくるからと伝え、ちょっと多めのチップを渡し、この日の夜遊び終了です。



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