第1日目 台北空港乗り換えで焦る

 ビジネスの食事は、一人一人の客に対して飲み物、前菜、パン、メインの料理、デザートと順番に持ってきてくれますので、自分のペースで食べることが出来ます。

サラダと前菜
機内食のフィレステーキ
フィレ肉


 食事を終えて、若干アルコールの入った頭で映画を見て、しばらくすると着陸体制に入ったというアナウンスがありました。ちなみに日本から台北までは、中国語、英語、日本語の3カ国語のアナウンスでしたが、台北からは日本語のアナウンスはなくなりました。

 しかもどうやら出発の遅れから、さらに着陸は遅れるようで、結局本来台北時間12時40分に着くはずが、到着は13時15分。35分の遅れ。

 台北からバンコクに向かう便の離陸時間は13時55分の予定で、もともと1時間15分の余裕を見ていたのですが、なんと40分しか間がありません。しかも搭乗開始時刻は13時25分になっています。

 ということは移動に使える時間が10分しかない。さすがにちょっと心配になります。しかも成田では、台北空港の乗り継ぎ便の離陸ゲートを教えてもらえなかったので、どのゲートに行けばいいのか到着してみないと分かりません。

 「困ったなあ」と思いつつも、「まさかビジネスで予約している客を置いてけぼりにはしないだろう」と考えて、なるべく心を落ち着けて着陸を待つようにしました。

 ちなみに日本と台北は1時間の時間差、台北からバンコクも1時間の時差があり、乗り換えの時間も日本時間で考えたり、台北時間で考えたりしていると頭が混乱します。

 さて何とか飛行機は無事台北空港に着陸し、飛行機を降ります。本来ならここでゆっくり空港内の見物をしながら体をほぐす予定でしたが、飛行機の遅れでのんびり出来なくなりました。

 空港内に入ると、左側に「transit」と書かれた紙を持った職員さんがいて、乗り換えの案内をしていました。次のゲートがどこだかよく分からないままに、とりあえずその方向に進むとすぐに手荷物検査がありました。

 そこを無事通過しエスカレーターで上に上がると、どうやらそこが出発フロアのようです。しかしどこへ行けばいいのかよく分からないので、近くにいた可愛らしいお姉さんに「バンコク行きのこの便に乗りたいんだけど」と告げると、お姉さんは私のチケットを見てちょっと考えてから、あそこに見えるインフォメーションセンターで聞いてくれと言います。

 急いでそちらに向かい、カウンターの掃除をしていたこれまた美しいお姉さんに同じ質問を繰り返すと、すぐにコンピューターでチェックしてくれ、「ゲートの番号はA7で、すぐそこの階段を下りればいい」と笑顔で教えてくれました。

 最近どうも若いお姉さん方は、私への扱いが親切になったように思えてしょうがないです。これは日本にいても、病院に行くと看護師さん達が妙に親切なので、やっぱり人畜無害の初老のおじさんが哀れに思えるのかなと感じています。

 それはそれとして、事前の情報では空港間の移動をしなくてはいけないと言うことだったので焦っていたのですが、どうやら飛行機が遅れたので、乗り換えのしやすいゲートに駐機してくれたようです。

 というわけで、急いで指定された階段を下りると、すでに待合室は満席。しかも何とこちらもディレイ。焦る必要はほとんど無かったようですが、成田空港と違い、搭乗が遅れているというアナウンスは頻繁に行われませんので、周囲の観光客の雰囲気で予想するしかありませんでした。

 (その後英語でアナウンスが1回だけありましたが、よく聞き取れませんでした)しかしとりあえず乗り換え成功です。


トップページヘ 2012年12月旅行記 スワンナプーム空港到着