「卯月」を出て左折。BTSのナナ駅方面にぶらりぶらりと歩いていきます。右側にはオーストラリア料理、ドイツ料理、タイ料理のレストラン、マッサージ店等が並び、その前の歩道には屋台が出店。歩ける幅は50cmぐらいしかないところもあります。
左側には両替所、スーパー、ホテル等が立ち並び、同じように屋台が出店しています。片道一車線の道路はバイクとトゥクトゥク、乗用車、タクシーが入り乱れて走り、その合間を欧米系とアラブ系の観光客が歩き回っています。日本人はあまり見かけません。
欧米人がレストランの店頭で、さも優雅そうに、またはだらけた雰囲気でビールを飲んでいますが、何となく「俺だって負けずにダラダラ過ごすんだ」という敵愾心を感じてしまいます。日本のオヤジもがんばるんだ、という所をみせつけたくなります。不思議な感情です。
左側に依然宿泊したことがある「スイスパークホテル」(改装され生まれ変わったホテルになっています)へ向かう路地を過ぎると、その先はもうスクンビット通りで、半ば強引にBTS側へソイ11を横断します。
するとすぐ前にまた屋台が連なるのですが、その横にBTSへの長い階段があるので、これをえっちらおっちら上り、スクンビット通りの反対側に再び階段を使って降ります。
そこから「プルンチット駅」方面にまたぶらりぶらりと歩いて行くと、こちら側の方が少しばかり屋台が少なく、歩きやすくなっています。
階段を下りて数百m歩くとソイ4の交差点になるので、ここを左折。この辺から怪しい人影が一気に多くなり、欧米人のチョイ悪オヤジ達が、通りを見下ろすようなバービアで、傍らに若いお姉さんを呼んでビールを飲んでいます。
その通りというか舗道上でも10軒近い屋台が店を開いていて、歩行者が歩ける幅は1mぐらいしかなく、そこを多数の私を含めた暇人達が、何か面白いことはないかと行き来しています。
バービアの先を左折すると、ここが有名な「ナナプラザ」です。コの字型で3階建ての建物があり、中央にはやはりバービアがひしめいています。
入り口付近で、すでに人の声と音楽の騒音が入り乱れ、「何か面白いことがありそうだ」という雰囲気を作り出しています。
9ヶ月ぶりのナナプラザなので、先ず2階を回ってみることにして、右手にあるエスカレーターで上がろうとすると、今まで気がつかなかったのですが、ここにも何やら信仰の対象となるような祠?があり、その前を通る若いお姉さん方は必ずお辞儀をしたり拝んだりしています。
いったい何をお願いしているのだろうかと思いつつ、ナナプラザの雰囲気と信仰というまったく逆のような事がさりげなく生活に溶け込んでいることにちょっと感動。
エスカレーターで上がっていくと、上がった先に多数の客引きが待ちかまえていて、ついそちらの方に向かってしまいそうになりますが、とりあえず今日はこのナナで一番人気のある「レインボー4」というお店に行ってみようと思っていたので、そのまま通過。
通路を歩いていくと、声はかかりますが強引に店内に引っ張り込もうとするようなことはなく(気を許したり、ニコニコしたりすると同意と受け止められて腕をとられたりします)、そのままレインボー4の前へ。