第2日目 ナナ レインボー2

 BTSで「アソーク駅」から「ナナ駅」までは1区間で15B(およそ40円)でした。タクシーなら基本料金35Bだと思います。BTSを降りて、のんびりとナナプラザに向かいます。時間は9時。盛り上がり始める頃です。(何が?と聞かれると困りますが)

 すぐに「レインボー2」に向かおうかとも思ったのですが、そもそも約束と言っても一方的に宣言されただけですから、本来なら破棄しても構わないわけです。まあ気だての良い子なので、顔だけは出そうと思っていました。

 しかしすぐに行くのはもったいない。(何がもったいないのか自分でもよく分からないのですが)と感じ、ナナプラザに入った瞬間に2階を見上げ、そのまま吸い寄せられるように左側の階段をあがり「レインボー3」へ。

 しかしすでに盛り上がっているはずの時間なのに、やはり人が少ない。どうしたんでしょう?ビールの飲み過ぎでいい加減頭の回転も遅くなっているようで、「これはまずいな」と思い、この店ではコーラを注文。

 甘ったるくて、ちょっと薬のような味がするコーラを飲み、ステージを眺めていましたが、まったく関心が湧きません。
 
 それでも時々ちょっかいを出してくる子がいましたが、「Today only watching.Sorry」と叫んで、すべて断りました。

 店を出て、すぐにまた階段を下り、今度は本命の「レインボー2」へ。昨晩確認できなかったバービアの子を探しましたが、やはりいませんでした。すでに辞めてしまったことを確信しました。

 レインボー2の隣の目鼻立ちのきつい子の優雅にみえる手招きをスルーして、右奧のレインボー2へ。例によっておじさんがカーテンをさっと開けてくれます。

 客は8分の入り。このぐらいお客さんが入っていると店内も活気があります。ウエイトレスさんも顔を覚えているのかにこやかに席に案内してくれます。やはりここでもコーラを注文。

 徐々に酔いが覚めてきたことが分かります。さて昨日の子はどうしたかな?と思ってステージを見ても、いません。「なんだ折角来たのに」と本気で約束もしていないのに、内心の声が聞こえますが、同時に「だったら他の子と話が出来るな」とも考えています。

 そう思ってステージを眺めていると、どこから連絡がいくのよく分かりませんが、昨晩の子が暗がりからヒョッコリ顔を出し、笑いかけてきます。

 浮気現場?を見つかったかのような苦笑いを浮かべて、お尻をずらすと、そのままそこに座り込んできて、「来てくれてありがとう」というような挨拶。(実際にはタイ語なので何を言っているのかさっぱり分かりませんが雰囲気で察しています)

 挨拶の後は例によって飲物のおねだり。こちらとしても気心がして知れているので、安心して「いいよ」と答えることが出来ます。

 もちろん、他の子であっても、このお店はネットで言うところの「ぼったくり」や「タカリ」はこれまで一切経験したことがありません。(たまに飲物をねだるウエイトレスさんはいます)

 飲物を持ってくると、後はステージを見て、肩と手のひらを揉んでもらいながら、よく分からないタイ語と、これまた発音のはっきりしない片言の英語でなんとか意思疎通を図りますが、正直なところほとんどお互いに通じません。しかし安心して飲んでいられるという気持ちがあります。やはり相性だと思います。

 というわけで、30分も一緒にいればその後の展開は見えてくるわけですが、私はともかく「飲物だけ」ということを主張します。

 そこで女の子側は諦めて他の客の所に行くというのが普通なのですが、この子は動きません。ただまたまた「Tomorrow na」と来ることを約束させられます。

 まあその程度の約束なら問題ないので「OK」と答え、結局1時間ほどくつろいで退店。ぶらりぶらりと歩いてホテルに向かいます。


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