すべての引き出し、クローゼット、セーフティボックス、洗面所、ベッド脇のサイドテーブル等の忘れ物をチェックし、枕元に20Bのチップを置き、5時10分にはフロントへ。
チェックアウトの手続をしながら(と言っても鍵を返して冷蔵庫の飲み物等を精算するだけですが)、エアポートレイルリンクとBTSの始発時間を聞いてみると、6時だと言います。時刻は5時20分。歩いてナナ駅に行くにしても、待ち時間が30分ぐらいあります。
「早すぎたか」と思いつつ、ロビー横のソファーに腰掛けますが、なんか面倒になってきて、「タクシーで行っちゃおうか」と思い、ちょうど係のお兄ちゃんが通りがかったので、「空港まで行くんだけど、メータータクシーは呼べますか?」と聞いてみました。
というのもホテルで呼んでもらうと、「勝手に料金をふっかけて来る運転手が多い」と言うことを聞いていたからです。お兄ちゃんは「分かりました」と言って外に出て行ったので、その後に私もノコノコ付いていくと、お兄ちゃんはタクシーを呼び止めて
「空港までメーターで行けるか」というようなことを聞いているように聞こえました。運ちゃんは「OK」と答えたようで、ロータリーに滑り込んできたのでそのまま乗り込みます。
走り出してロータリーを出ますが、この運転手さん、やはりメーターのスイッチを押しません。
そこで普通なら弱気になって諦めるのですが、その時はお兄ちゃんにメータータクシーを呼んでくれと頼んだ強みがあったので、「メーターを使ってください」(メータープリーズ)とソフトに言いました。
しかし分からない振りをします。「あっこれは悪質で不愉快だ」と思ったので、「止めろ。降りる」(Stop、I get off)と車内で叫んでみました。
するとどうやらこの運転手さん、多少は英語が分かるようで、メーターを使うが、高速で行っても良いかと聞いてきます。それならしょうがないかなと思い、「OK」と答えると、ようやくメーターのスイッチオン。
高速代を支払って30分で空港到着。5時50分でした。運賃は205B。高速代は途中で私が払いました。たぶん70Bぐらい。
ところが空港に着いたとき、これは私もうっかりしていましたが、細かい紙幣がない。500Bを見せるとお釣りがないと言います。困ったなと思っていると、「両替してくる」と言い残し、車をその場所に停め、近くにいた観光客に両替をお願いしたようで、無事100Bを5枚持ってきました。
そこでその行為については認めてあげることにして220Bを渡しました。最初のメーター不使用がなければ、早朝の運転ですから高速代を含めて400Bぐらい払ったかもしれないのにナアとも思いました。
とうわけで空港到着です。入り口付近の立体的で青い照明の構造が朝は美しいですね。時間も早いので、ちょっと空港内を記念撮影。