時刻は7時半。スラウォン通り側からパッポンを歩き、通りからゴーゴーを覗きますが、まだ時間が早すぎるせいか、店内に人影が見えません。
呼び込みのお兄さんやお姉さんは必死に「見るだけ〜」と言いますが、見てもお客さんが誰もいないのでは、「見るだけ〜」もあまり意味がありません。
しかしこういうとき、最初に入店するお客さんの気持ちはどうなんでしょうか?数組のお客さんがいれば、後に続く気も起きますが、一人だけというのは辛いです。
こういうときは他で時間をつぶすか、バービアに行くか、人気店に入るか、知っている店に入るしかありませんが、私の場合この辺りで良く行く店は「エレクトリックブルー」しかありません。
相変わらず生ビール50Bサービスをやっていて、この数字に引き寄せられて入店するお客さんがいるようです。結構早い時間から、お客さんが入っています。
私もフラフラと入っていくと、見知った顔がいっぱいいます。前回の旅行時以来、掲示板でお世話になっているSさんと一緒に入り盛り上がったお店ですが、どうやらそのときのことを覚えている子がいたみたいです。
あらためて見るとママさんもウエイトレスさんもダンサーも、ほとんどの子に記憶があります。入れ替わりがあまりないお店なのかもしれません。
出てきたビールに口を付けるか付けないうちに、女の子が横に座ります。さらに友人だという子も隣に来て、サンドイッチ状態で勝手に盛り上がっています。
まあそういった、若い女の子にかまってもらえる状態を半分期待して(半分は踊りを眺めることですが)入店しているわけですから、悪い気はしません。
しかもこの子達は飲み物を奢るぐらいで、それ以上の要求を露骨にしてきませんので気持ちも楽です。カウボーイやナナとはちょっと営業方針が異なるのかもしれません。
昨日がなんとなくしらけた気持ちだったので、この夜は楽しませてもらいました。ただし女の子への飲み物代や帰りがけのチップも含めて、支払いは1000Bを越えていました。
私の場合は見たり、話したりするだけの事が多いので、基本的に1店で180〜800B位に収まることが多いです。
このお店では1時間半ほど過ごして退店。9時頃にピンクパンサー前に行くと、陽気なお兄ちゃんに声をかけられました。
例によって「見るだけ〜」ですが、興味はあったので実際に見てみると、ステージ上にいる女の子が見えない。「女の子が誰もいないよ〜!」と笑いながら言うと本人も店内を覗いて「2人いる」とこれまた笑いながら正直に告白。
どうやらこのお店の稼働時間は9時過ぎからのようです。お兄ちゃんの話に寄れば、今は2階でメークアップ中と言うことでした。
お兄ちゃんの態度に好感が持てたので、「じゃあ明日またね」と言って、そのまま足早にタニヤを通り抜けます。
あちこちから声がかかったりしますが、カラオケにあまり興味がない独り者は、こういったタニヤのお店では、いったい何をするんだろうとつい思ってしまいます。
もちろん日本語で話をすればいいと言うことだと思いますが、口べたな私は、初対面で話す事なんてそれほどありません。時間を持てあまして酒ばっかり飲むと言うことになりそうです。
(ただし路上の椅子に座っている子達は確かに容姿端麗に見えます)
というわけで、MRTでスクンビットに戻り、昨日約束していたので、一応「シャーク」に顔を出すことにしました。
ところが私が入り口から入っていくと、勝手に後ろから呼び込みの女の子がついてきて、いきなり横に座り飲み物を奢れと言います。
これは何もしていないのに等しいので、はっきりと拒否。ちょっと怒っていましたが
手玉にとれるおじさんのように見えたのかもしれません。
しかも約束した子が他のお客さんと接客中でした、「それならまあいいか」と、ちょこっとビールを飲んで退店。エレクトリックブルーで結構飲んでいますから、そろそろ限界だなと感じていました。
BTSでナナに戻り、フラフラと歩きながらホテルに戻りました。10時半到着。シャワーを浴びて、あっという間に就寝。2日目終了です。