第6日目 アユタヤ遺跡見学 

ワット・ヤイチャイモンコン本堂見学

ワット・ヤイチャイモンコンの本堂に上がる階段から 本堂の外観を見て、階段に向かいます。結構急な階段で、しかも階段を作っているレンガが磨り減って、レンガとレンガの間のコンクリートが飛び出ていますので、ひじょうに歩きにくいです。

 ちょっと上って後ろを振り返ると写真のような景色が広がります。そんなに高くはないのですが、階段が急なので見通しもよいように思えます。

 やがて階段は中央の本堂内に入る階段と本堂周辺を巡る階段の3方向に3方向に分かれます。

 とりあえず周囲を一周してみました。このお寺全体の風景がよく見えますが、もともとこういったところに関心がないので、「まあこんなもんか」という不心得な感覚が頭をよぎります。

 一周して再び元の分かれ道に戻り、今度は中央の階段へ。上っていくとそのまま建物の中心部に入って行きます。一種の洞窟のような感じです。

 中には入っていくと、中央部に井戸のようなところがあり、その下のほうを覗くことができますが、ここに高名な僧侶の遺体が安置されているということでした。

 井戸の周りには、地元の方たちが多数参拝に訪れていて、観光客とごちゃ混ぜになっていますが、地元の方は金箔を購入し、あちこちの壁に丁寧に貼り付けていましたから、なんとなく区別ができます。

 再びでこぼこの階段を下りて集合場所に向かいます。10分前ぐらいに到着。ほかのツアー客のほとんどの方がすでに戻っていて、車内のエアコンで涼んでいました。


アユタヤへ

アユタヤ 3時に出発。いよいよアユタヤ遺跡ですが、ここは以前も来たことがあるので、懐かしいなあと思っただけです。

 アユタヤ王朝のちしきがあれば、また違った感想を持つのだと思いますが、単に遺跡を散策するだけで、崩れかけた塔を見て、悲惨だなと思うぐらいの感想しか浮かびません。

 お決まりの樹木の間の仏像と記念写真をガイドさんに撮影してもらい、後は自由行動。

 「この辺には野生のリスがいるんですよ」というガイドさんの説明がありました。

 そこで、樹木を見ながら歩いていると、奥のほうの、観光客が余り足を踏み入れないような場所の樹木の上を体長アユタヤ 樹幹の間から顔を出す仏像50cmぐらい(尻尾も含めるともっと大きい)リスが敏捷に走り回っているのを見ることができました。

 私にとっては遺跡よりもリスのほうが面白いのですが、残念ながらあまりにすばしこくて撮影はできませんでした。

 ちなみに以前この近辺は大洪水に見舞われたというニュースが日本でもありましたが、そのときの水面の位置が、今でもいくつか残っていました。

 水没したときの水深が2mぐらいあり、それが約二ヶ月続いたそうですから、観光は不可なのはもちろん、生活はたいへんだったろうなあと想像できました。

 この洪水のせいで、もともと傾いていた建物のいくつかは、さらに傾いてしまったようです。 

 というわけで、遺跡の中を一周していたら、ものすごい暑さで脱水症状になりかけました。油断は禁物です。

 入り口付近に戻って、スプライトを飲んで一息。4時にアユタヤを出発。向かうのはアユタヤ駅。このツアーのハイライトである蒸気機関車の乗車です。



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