第5日目 ナナからパッポンへ

 レインボー2を出てパッポンに行こうと思ったのですが、BTSまで歩くのと乗換えが面倒だなと思ったのでタクシーを使おうと考えました。

 しかしナナプラザ前からだとどちら向きのタクシーに乗ればよいか分からなかったので(方向は左向きですが、一方通行や渋滞の関係で単純に判断できませんでした)、いったんソイ4とスクンビット通りの交差点まで出て、さらに直進してソイ3のアラブ街方面へ30mほど移動。

 ここでタクシーを使えば、タクシー運転手はスクンビット通りを左折、直進、右折の三つの選択肢から選べるので自由度が高まると考えました。

 というわけで屋台の間から通りに出て、タクシーを呼び止め、乗り込んだまでは良かったのですが、やはり時間が9時を過ぎていたためか、運転手さんちょっと走り出してから「200B」と言います。

 すぐに「ノー」と言って、ちょうど交差点で止まったので降りようとすると、「いくらならいい?」と聞いてきます。

 「100B」と言いかけましたが、まあこの時間だからと思い直し、「140B」と言うと「OK150B」と言って勝手に動き出しました。ちょっとせこいです。

 「まあいいか」と思いそのまま乗っているとスクンビット通りを右折してプルンチット方面へ向かい、途中で左折。

 混んでいるのかなと思っていましたが、交差点での1分待ち信号で何回か引っかかった以外は特に問題なく15分ほどで到着。

 「これなら100Bかからなかったかも」と思いましたが、まあ約束ですから150Bを支払って下車。ビール1本分と思えば安いかなとも思えます。

 パッポンで最初に入ったのが「ピンクパンサー」。ここはステージが分散しているので、踊ってる子達全員をいっぺんに眺めることが難しいのですが、踊りそのものは楽しめるし、飲み物攻撃も少ないのでのんびり出来ます。

 この日は隣にママさんらしき人が来たので、試しに「どの子がコヨーティで、どの子がゴーゴーガールか」と聞いてみると、「今踊っているのは全員コヨーティで、入れ替わったら全員ゴーゴーになる」と説明してくれました。

 しかし見かけ上その区別はまったく分かりません。さらに「どうやって見分けるの?」と聞いてみたい気もしましたが、「眺めているだけならどっちでもいか」と考えて、特に聞きませんでした。

 アピールしてくる子はいましたが、ちょっと化粧きつめで私には合わないなと思い、丁寧にお断りして、それを機会に店を出ました。

 最後は「バタビン」へ。「エレクトリックブルー」でも良かったのですが、気の合う子が風邪を引いて店にいないということが分かっているので、今回は行きませんでした。

 バタビンには黒服の割と陽気で愛想の良いウエイトレスさんが二人いて、私が行くといつも何やかやと声をかけてくれます。

 というわけで、この日は最後の夜だという意識もあったので、初めてこのウエイトレスさん二人にも飲み物を奢りました。素直に喜んでくれて、エレクトリックブルーのママさんの対応とはちょっと違うなと感じ、うれしかったです。

 ビールを飲んでいると、昨日とは違う子がまた表れて、半ば強引に右側に座り込んで来ました。

 相性が悪いという感じはしなかったので、そのままこの子にも飲み物を奢っておしゃべりをしていると、今度は3日目に楽しい思いをさせてくれた二人連れが現れ、アピールしてきます。

 さすがに3人はどうなんだろうと思っていたら、一人の子が他にも気になるお客さんがいたらしく、さりげなく身を引いてくれ、結局新顔と3日前の子の間に挟まって、ニコニコしながらビールを飲むという状況を楽しんできました。

 結局ここで1時間半ほどくつろいで、最後はMRTでホテルへ。戻ったのが11時半。パッキングの最終チェックをして、楽しい思い出を思い浮かべながら12時就寝です。



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