第3日目 昼食はノボテル・ホテル

 「ザ・タッチ」を出て、プルンチット駅方面に歩きながら、道路左側にあるお店で昼食が出来そうなところを物色。

 「スシマサ」だったでしょうか、和食の店があったので店頭のメニューを確認。しかしランチといえども値段がかなり高いように思え断念。

 しかしその先はすでにプルンチット駅。時刻は1時半。いつもは12時半頃に食べていますから、かなり遅い。

 しょうがないので、以前宿泊したことがありながら一度も利用の機会がなかった「ノボテル・ホテル」の入り口横、オープンエアの店に入ってみることにしました。まさに行き当たりばったりです。

 バンコクに初めて来たときは、レストラン一つとっても入ることに大きな躊躇いがあり、和食や居酒屋さん、日本資本のチェーン店を選んでいたような気がします。

 しかしその後ネットの情報で日本人が利用したことがあるレストンに入り、大型ショッピングモールのレストランを利用し、さらにビアバーを体験し、徐々に食べる範囲が広がってきました。

 最近は、道端のレストランであっても、利用客が多ければそこそこおいしいものが食べられ、店頭に出ているメニューの値段を参考にすれば、それほどひどい散財はしないということも分かってきました。

 中でも一流ホテル併設のレストランは値段の点では割高になる部分もありますが、安心して利用できる店だなと感じるようになっています。
ノボテルホテル併設のレストラン
 というわけで、道路端のホテル入り口の横からスルスルと入り、適当な座席に座りあたりを見回すとこちらを見ているウエイトレスさんがいましたので合図。

 すぐにメニューが渡され選んだのが、「肉でも食べるか」と思っていたので「オージービーフのステーキにご飯」がついたもの。価格が300B。

 これにグラスのビールというのを頼みましたが、グラスと言っても日本の180mlぐらいのグラスではなく、小さなジョッキで、昼間一気に飲み干すと結構酔いが回ります。

 とここまでは順調。ビールもすぐに来て、マッサージで柔らかくなった体が、冷たいビールを欲しています。

 ゴクゴクっと二口飲んで良い気持ちになりますが、料理が来る前に飲み終えてはいけない、という自制心もあり、おもむろに持参した本を取り出し読書。
ノボテルホテル前レストランで食べたビーフステーキ
 ところが、肝心の料理がなかなか来ない。後から来た人に料理が出てきたりしていたので、「これはおかしい」と思ってウエイトレスさんの方を眺めると、彼女も分かっているのか、「今料理中、もうすぐです」と恐縮。

 しかしそれでもなかなか来ない。「こりゃまいったな、ビールだけ飲んで退散するか」と思った頃ようやく写真のような料理が登場。

 つけだれがピリッとしていておいしい、肉の焼き加減もオーダー通りミディアムレアになっていました。ところが肉の温度が冷めています。

 「何だコリャ」とがっくり。温度が冷めるくらいなら、すでに料理は出来ていたはずではと思いましたが、ご飯を食べて納得。たぶんご飯を炊くのが間に合わなかったというのが真相ではないかと思います。

 あんまりご飯を要望する人はいないのかもしれません。でもそうなら、肉を焼く時間をずらせば良さそうなものなのに、一流ホテルとしてはちょっと残念。

 まあウエイトレスさんは恐縮していた雰囲気でしたし、彼女を攻めるわけにもいかないので、とりあえず出されたものを全部食べました。しかし請求された金額以上は一切払いませんでした。ちょっと不満が残ります。



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