第4日目 Tiptopで夕食 

 さて本来ならスカイバーで1時間ほど時間をつぶし、その後ゆっくりと夕食、さらに夜遊びという予定でしたが、のっけから躓いてしまい、歩きながら「どうしよう?」と思案。

 再びタニヤ方面に向かい、駅からすぐ利用できる「タニヤプラザ」内をウロウロしてみましたが、「大戸や」さんではあまり新鮮味がありません。かといって何軒かある「焼肉」やさんに一人で入っても、あまり楽しめそうにない。

 しょうがないのでタニヤ通りを抜けて右折し「ロードハウス」を見てみましたが、時間が早いせいか閑散としています。

 さらにその先の右側にある「江戸や」さんや「味里」というお店もチェックしましたが、店頭のメニューを見ても「食べたい」と思えるものがない。というか高い。
Tiptop(チップトップ)のポークチョップ
 再びスラウォン通りに取って返し、「サリカフェ」を通り過ぎ、パッポン方面までわざわざ歩き、結局「Tiptop」へ。ここは相性が良いなと感じている店です。

 通り沿いの席に座り、頼んだのがバンコクでは病み付きになりつつある「ポークチョップ」。ここの料理はおいしいと思っています。当然ビールも頼んで、読書をしながらゆっくり寛いで食事。

 値段が両者で330Bぐらい。居酒屋さんに行くとすぐに500Bを越してしまいますから、それなりに節約になっているかなと思っています。

 しかしどんなに寛いでも、もともと出発時間が早かったので、ゴーゴーの時間帯には早すぎます。というわけで一大決心?

 酔った勢いで、MRTを使ってカウボーイへ。到着する頃ちょうど良い時間になっているだろうという計算です。改めてこうやって旅行記をまとめてみると、連日連夜よくもまああちこち移動しているなと自分ながらに感心します。

 というわけでカウボーイへ。向かったのが「シャーク」。ここにも顔見知りの子が何人かいます。

 店に入った瞬間、その顔見知りの子と鉢合わせ。びっくりです。ちなみに私からは特にアクションを起していませんが、向こうが妙に親しげに擦り寄ってきます。性格的には良い子だとおもいます。

 ビールを1本飲んで、そのまま横に座った子とお話。別に話しを振り向けたわけではありませんが、「クリスマスなのに女の子が多いね」と言うと、この日は休みを取ると罰金みたいなものがあって休めないんだ」と説明してくれました。

 どうやらクリスマスのときはお客さんも多く、お店として稼ぎ時なので、それでも休みたい場合は、店にお金を支払って休まなくてはいけないという制度があるようです。

 通常の職業なら有給休暇となるわけですが、ゴーゴーの場合は罰金休暇となり、給料がもらえないばかりか支払いまで必要になるということのようで、びっくりです。

 また「クリスマスイブは、いつもより外出料金が高くなるから覚悟してね」と教えてくれました。もともとその気はまったくありませんから気にしていませんが、そのつもりで交渉したお客さんはびっくりしたかもしれません。(通常の2.5倍でした)

 というような話しをしていたら、横にいた子がダンスの順番になったようなので、結局ビール1本で退散。時刻は9時。そろそろ盛り上がる頃合だろうと判断し、スクンビット通りに出てタクシーでパッポンへ向かいます。

 運転手さんはきっちり「ピンクパンサー」前に横付けしてくれました。そのまま歩いて、性懲りもなく「エレクトリックブルー」へ。もしかしたら休んでいた相性のよい子が戻っているのではないかという一縷の望みを持っていました。

 呼び込みのお兄ちゃんたちに迎えられながら入って行くと、馴染みのウエイトレスさんがすぐに私を席に案内。座って安い60Bビール(チャンビールです)を注文すると、「今日は〜ちゃん、来ているよ」と教えてくれます。

 「えっ本当か。聞き間違えか」と思っていると、本人が登場。10月以来の再会ですが、バンコクでは一番相性がよいと思っている子なので、思わず顔もデレデレしてしまいます。

 ちなみに器量は普通。体つきも10人並み?どこが良いのかと聞かれると答えに窮します。好みは人それぞれとしか言いようがありません。ただ「横にいてほっとする」という感覚が強いです。素朴な子なのだと思います。

 久しぶりの再会を祝って乾杯をします。実はこの子は英語も日本語もまったくダメなので、ほとんど会話は成立しません。持参した「旅の指さし会話帳」を使って、単語のやり取りだけです。

 それでも横にいて安心感があるのはどういうわけでしょう?飲み物とかチップをうるさく要求してこないのもありがたいです。しばらく不在だったのは、大声を出しすぎて声がかれてしまったからだとか。風邪ではなかったようで安心しました。

 というわけで4日目にしてようやく大満足の夜となり、ちょっと散財してホテルへ戻ります。



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