センターポインツのあるソイ6からシーロム駅方面に戻ってくれば、自然にパッポン入り口が左に来ます。
途中怪しげなおじさんたちに声を掛けられたりしますが、一顧だにせず「ノー」と言って通り過ぎます。(立ち止まったりすると、ますます付きまとわれます)
ちなみに今回の旅行の前半は「ノー」と言っていましたが、後半は覚えたてのタイ語「マイアオ」(いらない)を駆使。こちらの方が効果があるように感じました。
というわけでパッポン通りへ左折。左側の歩道というか店の前を歩いていき、途中のかばんやさんや時計屋さんからの呼びかけにも原則として答えず、先ず最初に「LUST」を覗いてみました。
しかし、相変わらずステージ上にダンサーが4〜5名いるだけで、客の姿は皆無。呼び込みもなく閑散とした雰囲気です。
さらに歩いていくと、何回かお世話になっているタイ料理レストラン「TIPTOP」がありますが、お客さんはほとんどおらず、店頭でおじさんが呼び込みをしていました。この店が呼び込みをしているのは始めてみました。
声をかけられましたが、にこやかに「おなか一杯」というジェスチャーをして通り過ぎます。
さらにその向こう側にゴーゴーの「KISS」があるのですが、「LUST」よりは良いように感じましたが、やはりいまいち盛り上がりに欠けます。店頭の呼び込みがいないせいかもしれません。
そこまで確認してユーターン。再びシーロム通りの方に戻りつつ、途中で出店の間を通り抜け、今度は右側の歩道へ。
こちらの方が路上で呼び込みをしている人たちが多くいて、盛況だなと言う雰囲気を感じます。ゴーゴーのお店がかたまっているせいかもしれません。
私が良く利用するのは、「キングキャッスル1」と「2」で、いつもそのあたりをウロウロしているので、どちらも店頭で勧誘しているママさんに顔を覚えられてしまいました。
特に1と2は隣り合った店で同じ系列の店が競合するという面白い立地で、どちらも歩道上でママさんやウエイトレスさん、場合によってはダンサーまで元気に勧誘していますので、否が応でも雰囲気に活気があります。
そのせいかどうか分かりませんが、だいたいどの時間帯でも、半分ぐらいの客の入りのように感じます。
というわけで、「どちらの店に入ろうか?」なんて迷っている暇もなく、キングキャッスル1に近づいた瞬間、顔見知りのママさんに腕をとられます。
2からも、声が飛んできましたので、「後で」と答えて、とりあえず入店。店に入って右側の座席へ。ソファーがちょっとくたびれています。
このあたりはバダビンやピンクパンサーに較べて、内装が落ちるので「安いゴーゴー」という評価が定着しそうで、ちょっともったいない。
すぐにハイネケンを頼み、ステージ上を眺めます。この店は、請求書にサインをする形で明朗会計に勤めているようです。
しかし時間が8時半と早かったせいか、それともたまたま踊っていた子達のメンバーのせいか、珍しくあまり愛想がなく、しかも「この子なら」と思えるような子がいませんでした。
唯一一人だけ奥のほうにいたのですが、(どうも私はステージの前面で「私を選んで」と積極的にアピールしてくる派手な子よりも、奥のほうでおとなしく踊っている子に目がいくようです)どこを見ているのか、こちらをまったく見ません。
というわけで、ダンサーが入れ替わっても、あまりパッとしなかったので、「これは駄目だ」と判断。40分ほどで店を出て、すぐに次の「キングキャッスル2」へ。
ここには顔見知りの人懐こい子がいます。右奥のソファーに座ると、どういう連絡があるのか不明ですが、奥のほうからこの子が飛び出してきて、あっというまに横に座り込んできます。
「サバイ・ディ・マイ」と覚えたてのタイ語で挨拶して飲み物を奢って乾杯。「お金がなくて困っている」と空っぽの財布を見せて、出かけることをせがまれましたが、これは拒否。飲み物とチップで勘弁してもらい、酔いが回り疲れもあり10時過ぎまで遊んで店を出ました。
ナナまで帰るためにタクシーを使おうとシーロム通りに出ると、客引きが群がってきて「どこまで行くんだ」と言うので、「ナナだ」と答えると、トゥクトゥクの運転手は「300B」、タクシーの運転手は「200B」と叫んでいました。
こちらは「イクスペンシブ」と笑いながら叫び返して、ちょっと車道を移動。ちょうど来た流しのタクシーをつかまえて、ナナまで73B。良心的な運転手さんだったので100B渡して、「安全運転ありがとう。お釣りはいいです」と伝えると喜んでくれました。
二日目終了です。