第4日目 トム・ヤム・クンを注文 

 BTSのビクトリーモニュメント駅を下車。降りた時間が昼時だったので、戦勝記念塔観光は後回しにして。とりあえず昼食にしようと、「歩くバンコク」を見て、2番出口から地上へ。

 その先のセンチュリーと書かれた建物の角を左折した場所に、レストランマークがいくつか書かれています。

 そのあたりなら、どこか面白そうな昼食場所が見つかるだろうと、あちこちキョロキョロ見ながら歩いていきます。

 するとセンチュリーと言う建物を過ぎた角に「イサーン・ロムイエン」と歩くバンコクに書かれた店を発見。

 概観は、私がいつも利用するレストランと、地元の方が利用しているいわゆる食堂と言う雰囲気のオープンエアレストランの中間ぐらいのお店。

 店頭にメニューが置いてあったので、どんなもんかと眺めていると、従業員さんが近づいてきて英語であれこれ説明してくれます。

 しかしよく聞き取れません。ただ英語の説明だと言うことは分かったので、とりあえず「サンキュー」と言って、「もう少し他を見てくる」とジェスチャーで伝えて、いったん店を離れます。

 さらにその先100mほど歩いて数軒の店を見ましたが、私の第一印象というか第六勘が、「ここなら」と告げる店が無し。

 というわけで、再び先ほどの店に戻り、「本当にここで良いのか?」と自問自答しながら店を見ていると、先ほどの店員さんが笑顔で「どうぞどうぞ」と進めてきます。

 「そこまで言うのなら」という気持ちも手伝って、遂にバンコクで初めての、いわゆる庶民の食堂と思われるようなオープンエアの店に入店

 店の真ん中あたりのテーブルに座りますがり、椅子もテーブルも実に庶民的で、要するに日本で言うとことの昔のラーメンやさんみたいな感じ。

 あらためて持って来てくれたメニューをじっくり眺めて悩んでいると、見かねたのか、先ほどの店員さんが近づいてきて、あれこれ説明してくれます。

 そこで「私は日本人だからよく分からない。辛くないものでお勧めメニューはありますか?」(No spicy.Please recommend for Japanseと言うような英語です)と聞いてみると、ちょっと通じて、「それならこれが良い」と教えてくれたのが、いまだ食べたことがない「トム・ヤム・クン」。

 ちなみにrecommendという英語は、あちこちで使っていて便利だなと思っています。メニューの選択や、ビールの選択。サラダのドレッシングなんか、私にはさっぱり分からないので、すべてrecommend。

 映画館での座席選択も、初めて入る場合どこが良いか分からないので、係りの人に「Please recommend」と言って教えてもらっています。
初めて食べてトム・ヤム・クン
 「Up to you」という単語もありますが、ニュアンスがちょっと違うような気がしています。

 というわけで、どうやら辛さは調節できるらしく、「辛くないから大丈夫」と言いますので、ここは英断。勇気を出して、お店の人のお薦めの「トム・ヤム・クン」を注文。

 バンコクに10回以上来ていながら、「トム・ヤム・クン」を食べるのは初めての経験。しかも食べる場所がレストランではなく庶民の食堂?

 いったいどんな料理なんだろうかと思いつつ待っていると、最初に飲みものとして頼んだ、グリーンと書かれていたお茶?らしきものが到着。

 「そういえば喉が渇いたな」と思って、飲んでみると、これがなんと「ファンタ・オレンジ」と同類の「ファンタ・グリーンティ」という飲み物でお茶の香りがする炭酸飲料で甘い!。

 「なんだお茶じゃないのか」と思いつつ、まあこれも異文化体験だと思ってメインのおかずを待ちます。

 10分ほど待って現れたのが写真の「トム・ヤム・クン」。感想は次ページへ。



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