第6日目 モリーマローンズへ


 昼食はサラデーン駅の裏手にあるアイリッシュパブの「モリー・マローンズ」に行ってみました。

 地下鉄でシーロム駅まで移動し、シーロムコンプレックスの裏手のコンベント通り2という通りを散策。

 このあたりは地元のオフイス街で働く人が、気軽に昼食を食べる屋台や食堂がいっぱいあります。結構面白そう。表のシーロム通りとは全然雰囲気が違います。

 コンベント通りに出て、シーロム通り方面に右折し、右側にあるレストランを順に眺めて目的の「モリーマローンズ」を探すと、中央あたりにありました。

 両側にも各種のレストランがあり、「へえ〜、こんなところにもいろいろレストランがあるんだ」という感じです。

 しかし「モリーマローンズ」の入り口前には、メニューが置いてありませんでした。「これじゃあ値段が分からないじゃないか」と内心思いながら、アイリッシュパブ特有の重たそうなドアを開けると、正面が20席ぐらいの横に広がったカウンター席。

 そこへ行く途中と右側にテーブル席が20席ぐらいあり、かなり広い店です。「こりゃ広いな。どこに座ろうか」と思って迷っていると、おばちゃんが目ざとく私を見つけたのですが、ちょっと態度が悪いような印象。

 私は外が見える席に座りたかったのですが、おばちゃんは「予約があるか?」と聞いてきます。

 「店内ガラガラの状態で、予約もへったくれもないだろう」と思いましたが、一応「ない」と答えると、「今はすべての席が予約になっていて、フリーの人はカウンターへ行け」と言います。

 別にカウンターでも構わないと思っていたので素直に従いますが、どうも言い方にトゲがあるような雰囲気です。

 「この店は、あんたみたいなしょぼいアジア系のおじさんが来る場所ではない」ということを言外に匂わしているような感じです。たま〜にですが、洋風レストランでこういう人を見かけます。

 欧米人指向が強いのかなと思いますが、もしかしたら私の出身国を某アジア系の国と間違えたのかもしれません。

 ともあれ、おばちゃんに文句を言えるほどの英語力はないので、カウンターに座り、渡されたメニューを眺めますが、ここでようやく昼間は飲むだけの店だということが分かりました。

 つまり飲み物のメニューしか渡されなかったということです。ただメニューの中に、パタヤのMulligan’sで飲んだ「Hoegaarden」というおいしいビールがあったので、迷わずそれを選択。

 カウンター内で働いているウエイターやウエイトレスさんたちは普通に接してくれましたので、違和感はなかったです。

 夜にまた来ればわかると思いますが、まあ日本人を含めたアジア系の人はあまり利用しない店なのかもしれません。

 一杯飲みながらほろ酔い加減で昼間のパブの雰囲気を楽しみながら読書。飲み終わって支払ったのが160B。妥当だと思います。

 店を出て、「昼を食べないと」と思いながらシーロムコンプレックスに行ってみましたが、どの店も大混雑で店の外に行列ができています。

 「こりゃ面倒だ」と思ったので、再びルンピニ駅まで戻り、駅の真ん前にある「ライフセンター」1階のレストラン街へ行くことにしました。

 ここにはスタバを初めとする7〜8軒のレストランがあります。いずれもカジュアルな雰囲気で、チェーン店が多いようです。

 ジャンルも和食から洋食中華すべてそろっているので、気軽に食べるのに便利な場所です。シーロムコンプレックスの店に比べると利用している人も少ないので、外で待つということもありません。

 というわけで選んだのが奥の方にある「リーキッチン」というチェーン店です。

トップページヘ 2015年12月 リーキッチン、サキソフォン