第9日目 薬をもらい、昼食はトンローへ

 再び待合室に戻ると、数分で看護師さんから「この書類を持って、会計に行ってください」と言われ、同じフロアの反対側にある会計へ。やり取りは症状の説明以外すべて英語なので、専門用語が絡むとちょっと面倒です。

 言われた場所に出向いて、数名並んだ女性の中の一人に書類を渡すと、ここでも5分ぐらいで会計終了。

 予想していたようにキャッシュレスでしたが、書類に書かれた診療費、薬剤費は3200Bぐらいでした。さらに薬の処方箋の書類?を渡され、すぐそばの薬局へ。

 ここでも5分待ちで薬が出てきました。服用方法は英語の説明で、1日何回朝とか昼とかで何錠服用という事はなんとか分かりましたが、アレルギーがあるかどうかの関連で話がややこしくなり、その場で電話を使って通訳をしてもらいました。

 結局喘息等のアレルギーはあるものの、薬に対する激しいアレルギー反応は起きたことがないという事で話が終了。

 最後にこれですべて終了ですか?という意味を込めて「Finish?」と聞くと「Yes」という返事。というわけで、病院滞在時間は約30分でした。

 待合室にいる患者さんの顔つきは、やはり病人ですから暗い感じですが、ホテル並みの設備がそれを補っている印象です。

 15階から一気に1階に降りて病院のロータリーへ。この近くにタクシー乗り場があるのではと思いましたが、見ている範囲では分からなかったので、結局ソイ3まで歩いて出て交差点を横断。適当な場所でタクシーを捕まえてターミナル21に向かいました。

 処方された薬ですが、一つ目がcravitという抗生剤。日本の第一三共製薬?がタイで作っているようです。

 これまで利用してた抗生剤とは少し作用機序が異なるようですが、要は細菌類のDNAを破壊して、増殖を防ぐという事のようです。

 ただし副作用も少しあるようで、顕著なのが不眠。これを服用している間、確かに眠りが浅いようでした。また軽い動悸も感じましたが、これは他の薬の影響かもしれません。

 もう一つがRopectという咳どめ。これを服用してから喉の違和感が消えました。かなり強い薬なのかもしれません。というのも錠剤のコーティングの色が毒々しい真っ赤な色だったからです。

 無暗に咳を抑えるのも良くないという事を知っているので、3日ほど飲んで全く咳の症状を感じなくなってから服用を中止しました。

 そして抗ヒスタミン薬Telfast。ホテルに戻ってから、それぞれの薬の名前で検索し、これが抗ヒスタミン剤であることが分かりました。

 たぶん喉の炎症用かなと思ったのですが、喉についてはそれほど強い症状は出ていなかったので、これも数回服用して中断。

 かなり自分勝手な自己判断で服用の中断をしていますが、こういった症状とは長い付き合いなので、たぶん問題ないだろうと思いました。

 実際抗生剤は帰国後も飲み続け(抗生剤は全部服用したほうが良いという事は知っています)症状は軽減しました。

 ちなみに服用方法は英語で書かれています。また咳止めはアルコールと一緒に飲むと作用が強くなるとか、抗ヒスタミン剤は酸味のあるジュースと一緒に飲むなと言う説明も書かれていますが、英語が苦手な人は分かりづらいと思います。

 そんなわけで、初の海外病院体験は終了。もし3割の保険診療なら3000円ぐらい?日本の初診料とほぼ同じような気がしますが、物価はタイの方が安いですから、地元の人から見れば日本の診療代の3〜4倍必要な高級病院になるのだと思います。

 ターミナル21に移動しレストラン街を歩いてみましたが、やたら混雑しているので諦めて、BTSでトンローへ。

 午後はのんびり漫画喫茶にしようと思っていましたが、その前に昼食です。易の3番出口を出て漫画喫茶ならそのままソイ55を北上するのですが、今回は同じソイ55の向かい側の歩道沿いを少し歩いて店を探索。

 このあたりにも数軒入り安そうな店があるのですが、その中で「シット・アンド・ワンダー」という店が一番相性が良さそうだと感じました。

 様々な雑貨の店が立ち並ぶ一角にある、間口はそれほど大きくない店ですが、茶系の装飾で雰囲気は良さそう。表に出ているメニューを確認すると、ランチタイム定食みたいなものが安く提供されていましたので、「こりゃいいや」と思って入店です。



トップページヘ 2016年8月の旅行 シット・アンド・ワンダー