第5日目 カオシーチャン

 5日目です。7時半に起きて8時に朝食。食べながら「今日の予定をどうするかな」と考えて、これまで行きたいと思ったものの交通手段が分からなくて諦めていた、山の斜面に描かれた仏像の巨大壁画を見学に行くことにしました。

アレカロッジの朝食

 さらにパタヤ周辺の地図を見て、その帰りに水族館に寄るのも面白いだろうと思い、食後アレカロッジのフロントで相談してみました。

 しかしこういった話を中学生英語で説明するのは実に大変かつ勇気がいりますね。言いたいことは言えても、相手の返答内容が分からないのではという不安をいつも感じます。

 実際ホテルのフロントの人たちが話す英語は結構しっかりしていて、タイの人たちも猛勉強をしているんだろうなといつも感じます。

 というわけで、可愛らしいお姉さんに、地図を併用して、「こことここに行きたい」と伝え、タクシーでもいいよと伝えると、「タクシーチャーターで1500Bです」と言われました。

 距離的にはパタヤから20kmぐらい離れていると思うし、往復の貸し切りなのでこの値段でもやむを得ないかなと思い(ホテルがぼったくりをするとは思えないので)これで妥協。

 さっそくお願いすると、どこかに電話をして連絡をとってくれ、「そこのソファーで30分ほど待っていてほしい」と言います。

 この辺りのヒヤリングが難しいですね。ソファーとか30分という単語だけを聞いて、こんな感じかなと予想するようにしています。

 言われた通り待っていると、20分ぐらいでグリーンタワーのエントランス前に車が横付けされ、カジュアルな服装の運転手のお兄ちゃんが登場。

 制服制帽なんて言う身だしなみとは無縁の服装ですが、それでいて目つきが悪いとか何となく怪しいというような雰囲気はありませんでした。車はタクシーではなく通常の乗用車で、ちょっとくたびれたカムリです。

 前回インティメイトホテルでタクシーを頼んだ時も同じように私的な車が来ましたので、今回もそうだろうと思っていました。

 運転手のお兄ちゃんには片言の英語が通じました。走りだすと安全運転で、これも安心。

 最初はちょっと堅苦しい感じだったのですが、中学生英語が通じると分かってからはだいぶ雰囲気も良くなりました。

 「タイには何回ぐらい来ている」と聞かれたので、「20回ぐらい」と答えると驚いていました。

 車は裏通りを通り抜けるまでが大変でしたが、内陸側のバス通りに出ると走りやすくなりました。

 カオシーチャンまで40分弱でしょうか。周辺の景色を見ながら走っていると、やがて車は左折して片側1車線の道に入り、遠くに高さ100m前後の小高い丘がいくつか見えてきました。

 「あの辺にあるんだろうな」と思っていましたが、近くづくにつれ周辺に大型観光バスが多数見られるようになりびっくり。

 やがて遠くの小山に壁画らしきものが見えてきたかと思うと車は駐車場へ。あたりには大型観光バスが20台ぐらい集結していて、そのほとんどが中国系のようでこれまたびっくり。

 こんなに有名な観光地だったんだと納得です。お兄ちゃんに「30分ほど待っててね」と言いおいて、さっそく見学へ。駐車場からは数百mの距離です。



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