ワット・ウモーンの仏塔と池

 一番奥から外に出ると目の前に歴史を感じさせる大きな仏塔がありました。

ワットウモーンの仏塔

 アジア系の観光客と思われる女性が一人熱心に祈りを捧げていましたが、思わず祈りたくなるたたずまいの仏塔です。さらに仏塔の上部をよく見ると小さな仏様が並んでいるのを発見。

ワットウモーンの仏塔

 こんな細部にまで神経を使って建立したんだなと、当時の人たちの努力がしのばれます。

 仏塔見学後、すぐそばの広場の片隅にあった修行中のお釈迦様を現したと思われる、骨が浮き出た像を見学。絶食の修行なのでしょうか。かなりやせ細っています。

ワットウモーンの修行中のお釈迦様

 そこから仏塔前の階段を降りると、あちこちの寺院でお目にかかるナーガ君がいました。

ワットウモーンのナーガ

 こちらは彩色はされていませんが、なんとなく風格を感じます。しかしこの脇の階段を上がって仏塔に上がると、もしかすると拝観料を払わなくても見学できたのでは、という気もしました。

 階段を下りて右折し、ちょっと歩くと大きな池を発見。中央あたりに橋があって、そこに観光客が7〜8名いて、周囲に多数のハトが群がっています。

 なるほどここが巨大ナマズがいる池かと思ったので、近くの無人販売所で10Bの餌を購入。買って少し左手にあった岸辺に近づいていくと、餌をもらえると勘違いした多数のハトが近づいてきます。

 餌売り場には、「鳩には餌をやるな」という表示もあったので、要するに池の魚のための餌だということで、「ハト君には上げないよ」と思いながら岸辺に近づき、ビニール袋から餌を取り出すと、勇気あるハトがその餌をついばもうと手の上に乗ってきます。

 ある意味楽しい体験ですが、小さな子供だったら、恐怖感に襲われるかもしれないほどの勢いです。そのハト君を邪険に振り払い、一つまみの餌を水面にパラっとまくと、その瞬間に水面に巨大な口を開けた体長50cm以上のナマズ君が多数浮き上がってきて餌を食べます。

 何ともすさまじい食欲と数の多さでびっくり。日本の池の鯉に餌をやるのも結構迫力がありますが、ここはそれ以上の規模ですね。池のどこに餌を撒いてもナマズ君が浮き上がってきますので、いったい何匹ぐらい生息しているのかと呆然としてしまいました。

ワットウモーンの池



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2019年8月の旅行


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