ワット・チェディルアンの仏塔

 建物の脇を歩いていくと、徐々に巨大な仏塔が見えてきます。事前の調査でこの仏塔は先端が地震等の影響で崩れたものだということは分かっていますが、近づくにつれ、とんでもない大きさだったんだなということが良く分かります。

ワットチェディルアンの仏塔

 建物の裏手に出ると仏塔の全容が見えてきます。写真だとその迫力はあまり伝わりませんが、その存在感というか重量感がすごい。

ワットチェディルアンの巨大仏塔

 建物上部を眺め、建設されたときはこの上にさらに高く仏塔がそびえていたんだと想像。崩れた断面を見るとレンガが積みあげられている様子が良く分かり、よくまあ作ったもんだと感動。

 これらの情景を目に焼き付けながら、とりあえず階段下へ。
両脇に控えた歴史を感じさせるナーガ神をしばし見つめて、上ることのできない階段を見上げると、上部にくぼみがあってそこに仏像が安置されているのが見えます。

 残念ながら老眼の目では詳細が見えないため、デジカメのズームを効かせて撮影。

ワットチェディルアン 仏塔上部の仏像

 続いて仏塔基部を左回りに少しずつ移動。基部は正方形になっているようで、基本的には似たようなデザインです。しかしちょっと回り込んだら正面からは見えていなたかった象さんの上半身が、中断部分に埋め込まれていることが分かりました。

ワットチェディルアン 仏塔中断の象さん

 さらに頭の上のデザインが他の寺院で見られるデザインとは全く違う、古色蒼然たるナーガ神を見ることも出来て、「こりゃすごいや」と思いながら撮影。

ワットチェディルアン 仏塔下のナーガ神

 ちなみに仏塔は正面が東向き、裏面が西向きになっているようで、夕方だと裏から見るとちょうど太陽光が当たるので仏塔そのものも輝いて見えます。

ワットチェディルアンの仏塔上部

 他にも仏塔周りには様々な仏像がいっぱいあって、すべてをくまなく見て回ると見学には2時間ぐらい必要かも。さすがに有名寺院だなと思いました。





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