ワットプラタート ドイステープ

 チェンマイに行ったら必ず訪れるべき観光地の一つであると、どのガイドブックにも書かれています。というわけで、チェンマイ到着日の翌日、私も訪問。

 問題は交通手段。旧市街北東の城壁外側あたりに、専用のソンテウ乗り場があるとネットには書かれていて、当初はそこまで行ってみようと思っていたのですが、ホテルのフロントで相談したら600Bでソンテウがチャーターできると言われ、面倒だからそれでいいやと決断。

 この時送迎してくれた運転手さんは、人の良さそうなおじさんで、ソンテウの荷台ではなく助手席に乗るよう勧めてくれました。

 しかしこれは正解。ソンテウの荷台だと、座席が向かい合っていてシートベルトもない。山道では相当足を踏んばらないと、揺れで前に投げ出される恐れがありました。

 ネットの情報では、乗り合いソンテウは山道での運転が乱暴で、車に弱い人は酔い止めをなんていうアドバイスも書かれていましたが、ソンテウの荷台の構造上、それもあるかなという感じです。



 さてソンテウは旧市街外側の西の通りを北上。ウアリン砦と呼ばれている西北の角の城壁当たりを左折してニマンヘミンという街中を抜けて、チェンマイ動物園に向かいます。

 この通りがどうやら渋滞の名所の様で、車も結構たくさん走っていました。とはいえバンコクに比べれば全く問題なし。チェンマイ動物園を過ぎるころには、車は激減するとともに、道は上り坂に。

 しかしここからが結構長い。ソンテウは、山道をエンジン音を上げながら登っていきますが、カーブも結構多い。ただし道幅は確保されていて、山道によくみられる車がぎりぎりすれ違うような道ではなく、ちょっとして有料道路みたいな感じ。

 グーグルマップで見ると旧市街からは直線距離で6kmぐらい。実際にはチェンマイ市街を抜ける、チェンマイ動物園を過ぎる頃から山道を7kmぐらい走ることになり、旧市街内からは10km以上ありそうです。

 動物園を過ぎて4kmぐらいの場所に、一か所右に大きく曲がるヘアピンカーブのような場所があり、周辺に数軒のお店。ソンテウはここでちょっと休憩。

 運転手さんが「展望台があるよ」と教えてくれたので、店の間を抜けていくと、一気に展望が開けて、チェンマイ市街が良く見渡せました。

ドイステープに向かう途中の展望台から 

 しかし見晴らしは良いものの、チェンマイの街並みにはアクセントとなるような高層の建物がないため、自分がどの方面を見ているのかが良く分かりませんでした。

 というわけで再びソンテウに乗り込んで、そこから20数分。ようやく直線道路になったかと思って数百m。道は前方で大きく左に曲がり、その角の所に多数のソンテウが停車しているのが見えました。


 さらにその右側には寺院に向かうための階段。階段下には大勢の観光客がいました。

ドイステープに向かう階段

 この階段の右側20mぐらい(写真では見えていません)のところに小さな建物があり、「あそこがケーブルカーの乗り場だ」と運転手のおじさんが教えてくれました。

 礼を言ってソンテウを降り、帰りの時間と待ち合わせ場所を確認して、とりあえず300段以上あるという階段を見に行きました。上記画像の階段を上ると、右側に長い長い階段が見え、左側にちょっとしたお土産屋さんやカフェがあることを確認。

 階段を実際に見て、「まあ無難にケーブルカーを使おう」と思い、再び階段を下りて、写真右側の乗り場へ。行ってみたら予想以上に利用者が多くてびっくり。

 チケットには拝観料も含まれているようで50B。ケーブルカーはそれほど大きくない。定員は10数人?乗り込むと、ほぼ満員状態で出発。私は進行方向の位置を確保して、中から斜面を見上げましたが、かなりの急角度。

 またケーブルカーですから、上から吊り下げているわけではなく、地表に敷かれたレールの上を、その間にある5〜6本のワイヤーを使って引っ張り上げている感じ。

 途中はトンネル上で景色は全く見えず。ただ進行方向の上の方に終点と思われる明かりが見えていて、そこにじわじわと近づいていきます。

 時間的には5分ぐらい。要するに300段の階段の高低差を上るだけですから、距離的に200mぐらい?もっと短いかもしれません。グーグルマップで見ると水平距離は100mぐらいに見えます。





仏塔


チェンマイについて


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