女の子を呼ぶ

 普通は目が合って、「この子なら相性が良さそうだ」と思えば、手招きをするかウエイトレスさんに番号を知らせれば、だいたい横に来てくれますが、すでにお客さんが指名していたり、女の子から客を見たとき、あまりに感じが悪いと断られることもあるみたいです。

 そう何回も目撃したわけではありませんが、ある外人さんが指名した瞬間、指名された女の子が横で踊っていた女の子とステージ上で一瞬相談。その後ウエイトレスさんを通してやんわり断る、ということがありました。

 相談したと言うことは、たぶん客側の外人さんに何らかの悪い噂があったのではないかと推測できますが、この手の情報は、女の子も場合によっては身の危険が絡みますので、伝達速度は早いようです。

 一般的には、外人さんは体が大きく力も強い上、肉食系の激しい交流を要求するようで、草食系のアジア人はそういった扱いを「乱暴な扱い」と感じるようです。また支払いの面でもトラブルになることが多いと聞いています。

 一方日本人は、草食系で基本的に「優しい」人が多く、「相手を思いやる」余裕もあり、金についても極端にケチケチする人は少ないという印象を持っているようです。

 まあこういった感覚を女の子側が持っているので、始めて行ったお店で、私のような風采の上がらない初老のおじさんであっても、そこそこ話が出来るという現状があるのだと思います。

 というわけで、女の子が無事横に来ます。ところが、近くで見ると「あれ、結構肌の色が濃いじゃん」と思ったり、「うわっ、すごい化粧だ!」と感じたり、肌が結構荒れていたりと、ステージ上で見る外見とかなり違う場合があります。これはまさに照明のマジックで、つくづくうまく照明が当たっているんだなと思えます。

 また「若くて可愛いな」と思って呼んだら、本当に若くて場合によっては「未成年ではないか」と思えるような子もいます。それを好む方もいるかもしれませんが、倫理上の問題を私は感じてしまいます。(この辺りの線引きは難しいと思いますが)

 さらに話し始めると、声が異様に低くて、もしかしたらレディボーイ?とか、妙に甘ったれた小学生のような口をきく子がいたり、側に来ても自分からはほとんど話さない無口な子だったりと、まあ呼んでみなければ分からないこともいろいろ出てきます。

 逆に言うと、呼んだから分かったのであって、「これは明らかに失敗だな」と思ったら、飲み物を奢って多少チップを渡して、次のダンスの時間を機会に退散した方がよいような気がします。

 意思表示をはっきりせずに、時間だけズルズル伸ばしていると、女の子としても稼ぎにならず、客側としても面白くないはずなので、決断すべき時はスパッと決めた方がいいです。

 この辺りは、毎晩お客さんを相手にしている女の子の方がさばさばしている感じがします。

 一方幸いにして、呼んでみたら想像通りの子であり、もうそれだけで有頂天、ということもあります。(最初の頃の私です)その場合は、そこから会話が始まります。

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