レインボー2

2012年

 2012年春のバンコク旅行では、ソイカウボーイの「バカラ」の拝金主義?が嫌になり、また「シャーク」では私にすり寄ってくる女の子がいたのですが、それはそれとして新たな可能性?を求めて、ナナプラザを徘徊しました。詳しくは旅行記を読んでもらえば分かると思います。

 レインボー2はナナプラザの1階右奧にあります。右手前にもレインボー1という店があるので、わざわざ奧まで行く必要もないような気がしますが、バンコクに行き始めた頃、ナナプラザで始めて入った店がこのレインボー2で(当時大評判の店でした)、やはり一度入っていると安心できる気がしました。

 店自体が結構広いので全体的にゆったりとしていますが、閑散時はその広さがかえって目に付いてしまいます。ステージの両端付近に座ると、反対側の奥のほうの子の容姿は、私の視力ではほとんど見えません。

 初めて入ったとき(2006年頃?)は、その混雑具合に度肝を抜かれました。ソファー席は満席。ステージを囲むテーブル席もほぼ満席で、その間を客とウエイトレスさんと、客に呼ばれた女の子たちが動き回っていました。

 そんな中で案内されたちょっと背の高いテーブル席に座ってステージを見上げると、ともかくステージから落っこちそうになるぐらいたくさんの女の子がいて、びっくり。今考えると、この頃が絶頂期だったような気もします。(2014〜2015のバカラのような状態を想像すればよいと思います)

 しかし2010年代に入って、なぜか人気が凋落。思うに人気にあやかって、客へのドリンク強要とか、一緒に出かけた先でのトラブルが頻発したのではと思っています。


2013年7月

初日の2店目

 ここには顔見知りのママさん、ウエイトレスさん、そしていつもニコニコして愛嬌のある子がいるので、たまにはこの子を誘って食事にでも行こうかと密かに計画していました。

 入り口に近づくと、お兄ちゃんがカーテンをさっと開けてくれて、そのまま入店。入ったところで中を見て立っていると、目ざとくすぐにいつものウエイトレスさんが私を見つけて歓迎してくれます。特に散財した覚えはないのですが、いつも愛想が良いので助かります。

 ゴーゴーの場合、馴染みのウエイトレスさんがいると良いですね。目的の子がいるとかいないとか、あの子は推薦できるとか、仲良くなるといろいろな情報を教えてくれます。仲良くするためには、ちょっと奢ってあげて気さくに話かければ良いだけです。

 ダンスをしている子より英語や日本語がうまい子も多いです。私も最初の頃はそうだったと思うのですが、きまじめかつ真剣にステージを眺めたりしていると、かえってバリヤが出来てしまうようです。

 自分の感情の赴くままに、それでいてある程度の節度は保って、気楽にくつろいでステージや会話を楽しむのが良いんだなと言うことが、最近ようやく少しずつ分かってきました。

 というわけで、ウエイトレスさんに案内され左側の席に着席。いつものように「ハイネケン」を頼もうとすると、なんと開口一番、私がいつも話をしていた子が「やめた」と言います。これはショックでした。

 別に恋愛感情を持っていたわけでもなく、単に気軽に話が出来る楽しい相手だと思っていただけですが、相性が良いなと思っていただけに、あらためて「やめた」と言われると、やはり「えっなんで?」というのが気になります。

 しかし「理由は不明」との事でした。これは大誤算。3月の時に、次は12月に来るよと言いながら、今回たまたま実行できた旅行だったので、当然会えるもんだと思っていました。「こんなことなら、一緒にあちこち行っても良かったな」とちょっと後悔。話には聞いていましたがこんな事もあるんですね。

 ちょっと感傷的な気持ちを引きずりながらステージを眺めますが、やはり気持ちが沈滞気味。そうゆう態度が見えているのか、先ほどのウエイトレスさんが、「○○番と××番は性格が良いので呼んでみたら」と気を使ってくれます。

 しばらく眺めていましたが、このままビールを飲んでいてもしょうがないと思い、推薦された内の子のおとなしそうな子を呼んでみました。

 英語はそこそこ分かるようですが、話が弾まない。こうゆうのはフィーリングとか相性だと思うのですが、別に話が弾まなくても側にいるだけで嬉しくなる、または何となく話しかけたりちょっかいを出したくなる相手というものがいますね。不思議な感覚です。

 しかし横に座って何をするでもなく、そこに存在しているだけでは、こちらも気を使うのが馬鹿馬鹿しいので、むしろ鬱陶しく感じられます。

 ウエイトレスさんが言うだけあって性格が悪いような子でもありませんでしたが、なんらコミュニケーションがないのでは、飲物を奢る意味もありません。

 とは言うものの呼んだのは私ですから、とりあえず一杯奢ってチップをあげて店を出ることにしました。ウエイトレスさんにも奢ったので、この店での勘定は500Bぐらい。「また来るね」と言い残して店を出ます。


3日目の2店目

 この店は、雰囲気に慣れているせいか、何故か座るだけで落ち着きます。しかしやはり女の子が少ない。

 馴染みのウエイトレスさんに、「女の子が少ないね」と言ってみると、「田舎に帰っている子が多い」と言います。7月後半に田舎に帰って、8月中旬の日本のお盆の時期に稼ごうという考えでしょうか?よく分かりません。

 ウエイトレスさんに紹介された女の子に飲物を奢ってしばし雑談をしましたが、あまり話が続かない。気だてが悪い子ではないと思いますが、なにか感じるものがないので、長くいてもしょうがないなと判断しチェック。


4日目の3店目

 今回馴染みの子がやめてしまったので、行ってもしょうがないかなとは思ったのですが、なんとなく惰性で入店。いつものウエイトレスさんに案内されましたが、この日はお客さんが8割ぐらい。結構多くてステージの周りにあるテーブル席へ。

 椅子に背もたれがないのでのんびり出来ないのですが、ステージは近くなります。視力の悪い私としてはありがたい位置ですが、やはり興が乗らない。

 それでもウエイトレスさんに、「あの子はきれいで良い子だから呼べ」と言われ、「まあ話だけでもしてみるか」と呼んでみました。

 近くに来ても美しい子で、例によって名前等の情報交換。しかし私が「明日の早朝帰るので今日が最後だ」という話をすると、脈がないと判断したのか、「トイレ」と言ってそのまま席を立ってどこかへ行ってしまいます。

 美しい子は、冴えないおじさんの相手をしているより、お金持ちの若い人を探すことが大事なようです。まあそれは当然の事と心得ていますが、かなりドライな雰囲気を感じました。

 その子がいなくなって、しばらくして、もう一人呼んでみましたが状況は同じ。なんとなくですが、ソイカウボーイの「バカラ」のように、損得勘定だけで行動している女の子が増えたような気がしました。

 まあ女の子にとっては稼ぎが死活問題ですからそれが当たり前だとは思いますが、馴染みの子が人なつこかっただけに残念に感じました。

 どこの世界でも、人気が出る → 強気になる → 損得勘定に走る → サービス精神がなくなる → 客が減る、という流れを繰り返すのだと思いますが、今回はレインボー系にそれを感じたので、ちょっと残念。

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