2014年12月
初日の3店目
入り口にいつもドラフトビール60Bの看板をもって呼び込みをしています。ここには相性のよい子がいるので、今日はここでのんびりしようと思い店内へ。いつものウエイトレスさんとママさんが愛想良く迎えてくれますが、気を許すとチップ攻撃に遭います。
60Bという格安ビールを提供している割にはお客さんが少ない。これはバタビンでもそうでしたが、ゴーゴー好きのお客さんはカウボーイやナナに偏っている傾向がありそうです。
理由は、やはり人気が人気を呼ぶのか、女の子の容姿か、店に通う目的の違いかなという気がします。ただし容姿については、私から見るとそれほど差があるとは思えません。
日本人好みとか欧米人好みという表現もネットで見かけますが、そんなに変わらない印象です。ただパッポンはどちらかというとダンスや話を楽しむ傾向が強いように思え、私の目的と合致します。
そんな中のエレクトリックブルーですが、踊り達者な子と、本来のゴーゴーの子が入れ替わりで、どちらも割と良く体を動かしているのですが一部の子が移籍したのか、この日はちょっとダンスも低調に感じました。
初めてこの店に来てダンスを見て感動して、思わず欧米人と一緒に拍手までしてしまったのが、この店に通うきっかけになったのですが、そのダンスのうまい子がいつのまにかいなくなってしまいました。残念です。
ただその代わり相性のよい子が見つかったので、相変わらずここに行く機会が多いです。
というわけで、とりあえず60Bビールを頼んでステージを見ますが、これまでほぼ皆勤だった子が、この日は何故かいない。これは予想外でちょっとがっくり。
どうやら休みを取って田舎に帰ったようですが、再び出てくるのかどうかウエイトレスさんに聞いてもはっきりしない。だいたいこういう場合そのままいなくなってしまうことが多いように感じます。
だとすると、また新たに話が合う子を探さないといけない?事になり、いよいよこの店とも縁が切れるかと感じながら、ちょっと苦いビールを飲みます。
何人か、見知った顔の子がちょっかいをかけてはきますが、どうも話す気になれません。ちょっと贅沢なチョイ悪おじさんになってしまいました。
4日目の2店目
もしかしたら休んでいた相性のよい子が戻っているのではないかという一縷の望みを持っていました。
呼び込みのお兄ちゃんたちに迎えられながら入って行くと、馴染みのウエイトレスさんがすぐに私を席に案内。座って安い60Bビール(チャンビールです)を注文すると、「今日は〜ちゃん、来ているよ」と教えてくれます。
「えっ本当か。聞き間違えか」と思っていると、本人が登場。10月以来の再会ですが、バンコクでは一番相性がよいと思っている子なので、思わず顔もデレデレしてしまいます。
ちなみに器量は普通。体つきも10人並み?どこが良いのかと聞かれると答えに窮します。好みは人それぞれとしか言いようがありません。ただ「横にいてほっとする」という感覚が強いです。素朴な子なのだと思います。
久しぶりの再会を祝って乾杯をします。実はこの子は英語も日本語もまったくダメなので、ほとんど会話は成立しません。持参した「旅の指さし会話帳」を使って、単語のやり取りだけです。
それでも横にいて安心感があるのはどういうわけでしょう?飲み物とかチップをうるさく要求してこないのもありがたいです。しばらく不在だったのは、大声を出しすぎて声がかれてしまったからだとか。風邪ではなかったようで安心しました。
というわけで4日目にしてようやく大満足の夜となり、ちょっと散財してホテルへ戻ります。
8日目の最終店
いつもの子はまだステージにいない。「やっぱりちょっと早かったか」と思って、いつもの60Bドラフトビール(チャンビール)を頼んで飲んでいると、ママさんが来て、「今来て化粧中だから」と教えてくれました。
私がこの子を好んでいるのを店中知っているようです。10分ほどして準備が整ったのか本人登場。いつものように、会話にもならない会話や、旅の指さし会話帳をつかった、よく分からないコミュニケーションを行い、「明日朝早く帰る」ということを伝えます。
その後は適当にダンスを楽しみ、飲み物を奢り、「あ〜、この光景ともしばらくお別れか〜」と思いつつ、10時ぐらいに店を出ました。