紙幣とお金の保管について

タイの紙幣

 両替屋さんで両替をすると、想像より多くの紙幣が渡されます。というのもタイの紙幣は最大が1000B(3000円ぐらい?)なので、例えば3万円を一辺に両替すると10000Bとなり、1000B紙幣だけでも5〜6枚になり、これに500Bや100B、20Bといった小額の紙幣も混ぜて渡されるので、大変な量になります。

 もらったときはなんか金持ちになったような気すらしますが、さらに10万20万となれば、普通の財布には入らないような厚さになります。

 だからといって裸で持ち歩くわけにも行かず、また市街地での両替はお金をもろに周辺の人に見られることになりますから、注意が必要です。

 もう一点。タイの紙幣は数字が微妙に違うだけで、デザインがどれも凄くよく似ています。大きさも小さめでおもちゃの銀行券に見えます。色もわずかに違うようですが、これをちょっと照明の暗いところで数えようとすると結構間違えそうになります。注意が必要です。


両替したお金の保管

 大量にもらう紙幣をどこに保管するかは大きな問題です。ホテルのセーフティボックスが信用できないという人もいて、その場合は持ち歩くみたいです。

 しかしそれはバンコクの治安に慣れた人が行うことであって、初めてのバンコク旅行の場合、やはり中級以上のホテルに宿泊して、セーフティーボックスを利用するのが一番だと思います。

 これまで宿泊したホテルの中では、部屋にセーフティボックスがなくて、フロント近くに部屋ごとのセキュリティボックスがあって、この中に保管するという方式もありましたが、利用の度に従業員さんに申し出なくてはいけないし、従業員さんはいつでも開けられるという環境は、あまり気分の良いものではありませんでした。

 スーツケースに入れてカギをかけて保管という人もいるようですが、これとて本当に大金がその中に入っていると分かってしまったら、カギを壊してでも奪おうという人がいないとも限りません。まあどこまで行っても疑えばきりがないということでしょうか。

 なおセーフティボックスの暗証番号は、生年月日等を使うとパスポート等のコピーから分かってしまう恐れがあると私は判断していますので、まったく関係ない番号を使うようにしています。(これは結構大事だと思っています)

 さらにセーフティボックスに現金を保管する場合は、現時点でいくらあるのかということをきちんと数え、その金額を紙幣を入れた封筒等に書くようにしています。

 これだと万が一の場合の被害金額もすぐに把握できます。大量の紙幣をセーフティボックスに入れた場合、1枚ぐらい抜かれても気がつかない場合がある、という書き込みをネットで見つけたからです)

 さらに言うとホテルのドア表示に「Don’t disturb」という表示を出しておく場合でも、セキュリティと称して室内に入る人がいる場合もありますから、、出かけるときは必ず貴重品はセーフティボックスに入れ鍵をかけています。

 さらにさらに余計なことですが、最近は小さなパソコンを持ち歩いていて、現地からブログを書いたりしているのですが、出かけるときは、現金の他に、こういったパソコンやパスポートも保管するようにしています。(パスポートはコピーを財布の中に入れています)


財布

 誰もが持っている財布ですが、バンコクでは尻ポケットに入れている姿をほとんど見ません。ましてや尻ポケットから半分出ていてもまったく気にしない日本の治安とはまったく異なる状況がありますので注意が必要です。

 いろいろなガイドブックにスリやひったくりの例が紹介されていますが、ちょっとでも小金持ちに見える旅行初心者と判断されると、あの手この手ですり寄ってくる場合があるようです。

 少なくとも財布はズボンの前ポケットに入れるべきだと思います。またポーチやセカンドバッグでも良いと思いますが、これだと逆に貴重品の場所が分かってしまいます。

 その意味ではショルダーバッグが最も良いと判断して利用していますが、これもひったくられないように肩から斜めにかけるようにして持ち歩いています。これはスマホやデジカメ等の貴重品についても同様です。



タニヤの両替所


バンコク一人旅 準備編


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