タイの電圧と電器製品

 タイの電圧は220V(ボルト)だそうです。コンセントの形状は、普通のホテルの場合、日本と同様の形から三つ穴のコンセントになっていますが、三穴でも下の二つの穴の部分に通常の日本製のプラグを差し込み利用することが出来ます。

 問題は、220Vの電圧で日本の電気器具が使えるかどうかですが、当然ながらその電気器具によります。

 つまり日本の電圧は100Vなので、タイはその2倍以上になっているわけで、それをそのまま気にしないで日本の電器製品を使うと、、ドライヤー等の発生熱量は単純計算で2倍になり、モーター等は2倍早く回転し、充電器は過剰なエネルギーを産み出すことになります。

 持参した電器製品がそういった電圧に対応できていればいいのですが、過剰な電気は電器製品の回路内部の発熱量を増やし、回路が焼き切れて故障したり、場合によっては火災を引き起こしかねません。

 従って電圧を変換するプラグを購入、ということになるのですが、その前に、利用予定の電器製品の規格を見ることをおすすめします。

 何故かというと、最近の電気器具、特に携帯やデジカメ、パソコンの充電器は、入力側の電圧が多少高くても、出力側の充電のための電圧は一定になるように作られているからです。

 私が2011年末の旅行で持っていったヒタチのひげそりには、機器の表面にAC100−120Vという表示がありました。これは100〜120Vの電圧なら使えると言うことを意味していますので、当然タイではそのままでは使えません。

 こんなひげそりを、知らずにホテルのコンセントに差し込んで充電したりすると、加熱して火が出る可能性が高いです。今はしょうがないので、出発前日に目一杯充電して、旅行中は充電無しで乗り切っています。

 (高級ホテルでは、100Vの電源コンセントが洗面所についているところもあります)

 一方同じように持参したパナソニックのデジカメの充電器には、定格入力100−240Vと書かれていました。これはコンセント側の電圧が100から240Vの範囲なら問題なく使えるという表示ですから、ホテルで遠慮なく充電させてもらいました。

 また持参したミニパソコンの電源コードの途中についている電圧変換器(長さ10cmぐらいの長方形の箱のようなもの)の表示も100〜220Vとなっていましたので、これも滞在中はコンセントに直接接続して、基本的にバッテリーは使用していません。

 というわけで、定格電圧をあらかじめ確認して、使用できる電気器具を選別しておけばよいということになります。

 ただし、最近のニュースでも話題になりましたが、、携帯電話等の薄型電池の中には、充電中かなり発熱するものもあります。従って、長時間の充電(差しっぱなしにして放置)は避けた方が無難だと思います。

 特に私は部屋を出るときは、充電器の類は極力はずすようにしています。



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