JEATH戦争博物館、ナコンパトム

 12時45分、バスに乗りカムチャナブリの連合軍墓地へ。約1時間で到着。朝早く、また昼食後とあって眠気が襲ってくる。逆らわずに、30分ほど熟睡。自分の頭がバスの揺れで揺さぶられて起きた。目が覚めてしばらくすると墓地到着。

連合軍墓地

 行きにバスの車窓からすでに見ているが、今回はバスを降りて墓標を間近で見た。各墓標に英語でそれぞれメッセージが書き添えられていたりして、翻訳は難しいが、やはり痛々しさを感じる。

 続いて「JEATH戦争博物館」へ向かった。墓地からはバスで30分弱だ。博物館と言うと、広島の原爆資料館を思い出すが、規模はとんでもなく小さい。バスを降り、数分歩くと入り口だ。

 入り口を入ると右側に展示資料がある。建物そのものが、当時の捕虜収容所を真似て作られている。竹で編んだようなかまぼこ型の建物だ。当時はこの中で戦争捕虜(主に英国人)が生活していたらしい。中に入ると壁面に新聞の切抜きや当時の写真、捕虜が書いた絵が展示100点ぐらい展示されている。写真撮影禁止なのが残念だった。

 およそ50mぐらい続く資料館を抜け、明るい陽光のものとに出ると、暗い気持ちが少しずつ払拭されていくのが心地よい。やはり平和は大事だ

 14時50分、再びバス乗車。バスは一路バンコクの戻るのかと思いきや、行きで通過した「ナコン・パトム」に寄るとのことだった。

 ところが途中大渋滞。歩行者と同じような速さでノロノロ進む。これではさすがに「ナコン・パトム」は省略かと思われたが、義理堅いのが律儀なのか、ちゃんと到着した。ただし時間はすでに16時45分である。

 ちょうどお祭りの日にぶつかったということで、駐車場周辺には屋台がひしめいていた。しかし我々にはあまり時間が無い。下車後、そそくさとお寺に向かい、建物の外周を歩いていく。

 塔そのものは見上げるように高く、どっしりとしている。たしかに見ごたえのある建物だ。しかし仏教にそれほど関心の無い中年おじさんにとっては、興味はそこまでだ。

ナコンパトム

 ガイドさんの説明を聞くとはなしに聞き流し、タイで初めて見かけたプルメリアの花や、足元を動き回ったトカゲに注目していた。17時20分見学終了。バスに乗車し市街に戻る。1時間以上かかるとのアナウンスがあったので、再びうんざりする。それでもバスは必死に走る。渋滞はほとんどない。

 これなら意外に早く戻れるかと思った途端に渋滞。ちょうどチャオプラヤー川を渡り終わった頃だ。帰りは何故か行きとは違いクルン・トンプリー通りを戻ってきた。

 地図を見るとBTSが走っている。たしかに右手にBTSの線路が見える。というわけで夜の時間も有効に使いたかった私は、ガイドさんに途中で降りることが出来ないか相談した。バスを降りてしまえばBTSや地下鉄を使うことが出来るので渋滞とは無縁になる。

 本来やってはいけないことなのかもしれないが、このまま乗っていると市内通過で1時間、そこから送迎の手配でまた1時間ぐらいかかりそうだ。

 第一バスが最終的にどのルートで帰ろうとしているのかも分からない。というわけでいささか強引に頼み込んだ。その結果、一つ先のスラサック駅で降ろしてもらうことになり、ツアーが無事終了です。



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