タクシー 概要

 その昔タイという国に興味を持ったとき、タクシーに乗る場合は運転手と交渉しなければならないと書いてあり、「何ちゅ〜面倒な国なんだ」と思いました。

 私自身があまり社交的でないために、他人と交渉して何らかの決着をつけるというのは大嫌いです。そんなことをしている暇があったら、電車や徒歩で行った方がよほど面倒がない、と今でも思っています。

 というわけで、初めてのバンコク入りは、空港からリムジンを使いました。これはさすがに良かったです。たしかに右も左も分からないバンコク初心者にとっては、空港のカウンターでの英語に若干支障をきたした他はまったく問題なし。

 あえて問題があったとすれば、その料金でしょうか。通常のタクシー料金の3倍ぐらいの価格だと思います。

 その後ガイドブックで教えられたとおり、バンコク市街で何回かタクシーを利用しましたが、何も言わなくてもきちんとメーターを使用する運転手さんもいれば、相変わらず最初から交渉をしてくる運転手さんもいるようで、日本のきちんとしたメータータクシーに乗り慣れている人間にとっては煩わしいことこの上ないです。

 手を水平に挙げて手招きする。タクシーが寄ってくる。ドアを開けて目的地を告げ、乗り込まずにメーターを使うかどうか確認。この作業がとてつもなく面倒に感じられます。

 また空港から利用すると、高速が多いせいか、市街の渋滞でストレスがたまっているのか、やたらぶっ飛ばす運転手が多いのも困ります。

 もともと私は日本でも安全運転を心がけているので、ちょっとでも空いているとすぐに車間を詰めたり、進路変更をしたり、平気で時速120や130kmでチョコチョコ追い抜きをかけるような運転はとんでもなく不愉快だし恐怖を感じます。

 それでも以前は空港から市街に移動するにはタクシーが一番便利なので、使わざるを得ませんでした。また帰国時も同様です。(最近はエアポートレイルリンクを使う機会が増えています)

 タクシーで唯一いいなあと思うのは、その料金の安さですね。市街から30km程はなれたスワンナブーム空港からバンコク市街まで300B〜450B前後ですから、日本円で900〜1400円ぐらい。バンコクの市街で利用すると、端から端まで行っても100B前後ではないでしょうか。

 その意味ではタクシーの運転手さんも数をこなすか、メーター以外の料金で運転しないと生活が維持できないのかなとも思いますので、一概に運転手さんを批判は出来ないのですが、面倒なのと危険であることだけは間違いないと思います。

 というわけで、市街での移動は私はBTSとMRT及びチャオプラヤエクスプレスを主にして、後は基本的に徒歩という手段です。

 トゥクトゥクという方法もありますが、これも交渉制のようでほとんどの場合選択肢からはずれます。バイタクについては、バイクに乗るのが怖いのでこれもパス。困ったもんです。

 という姿勢でず〜っと旅行を続けていたのですが、2014年になってタクシーを利用する機会が増えました。その理由はまた別のページでまとめたいと思います。



トップページヘ 交通手段 気がついたこと