エアポートレイルリンクの概要

 以前は空港から市街への移動はタクシーを使っていたのですが、エアポートレイルリンクが出来たので、2012年の旅行からこれを利用するようになりました。

 乗り方ですが、スワンナプーム空港で税関申告を無申告で抜けると2階に到着します。そこからエアポートレイルリンクの表示を見ながらエスカレーターを使って下っていきます。乗り場は地下なので、ひたすら降りていけば到着します。

 地下構内を歩いていくと、やがて乗り場が見えてきますが、ここで大きく二つのルートに分かれます。一つはエクスプレス。もう一つがシティラインです。(2014年現在エクスプレスは運行休止中)

 違いは、エクスプレスがマッカサン駅またはパヤタイ駅直通になっているのですが、より遠方に行くパヤタイ行きがマッカサン駅に停車しないところが不思議です。ともかく直通ということを最重要視しているとしか思えません。

 一方シティラインは各駅停車になっていますので、マッカサン駅まで5つぐらい止まると思うのですが、そもそも距離が30kmぐらいあるので、間に駅があるといっても、かなりスピードを出すことが可能です。

 そのため所要時間も、エクスプレスの通過を待つ時間を除いて、それほど大きく変わるわけではありません。

 料金は片道がエクスプレスは90B、シティラインは45Bです。(料金は結構頻繁に変わります)さらにエクスプレスの往復料金は150B。シティラインの往復料金はよく知りません。

 券売機ですが、エクスプレスの発券機は改札から少し離れた場所にあり、ちょっとわかりにくいです。

 エクスプレスはだいたい30分おきに出発するので、乗り遅れた場合は30分待って、シティラインより遅く着くことになります。そこで、改札の右側にあるタイムテーブルを確認することをお勧めします。

エアポート・レールリンクのエクスプレス用乗車券 また不思議なことに券売機が2台あって、それぞれの券売機がマッカサン行き(右側)とパヤタイ行き(左側)に対応しているので、最初に券売機を選ぶ必要があります。

 シティラインですが、10分か15分毎に発車していて、エクスプレスは30分ごとに発車しますので、エクスプレスはタイミングが悪いとホームで30分待つことになります。

 エクスプレスのチケットは、本当に大きめの切符のような恰好をしていますが、シティラインの方は、通常の地下鉄の発見と同じ方式で、黒いメダルを購入します。
 
 エクスプレスの場合、チケットを購入後、改札入り口付近に待機している係員にチケットを見せて改札を通過します。長いエスカレーターで洞窟のようなホームに降りていくと、エスカレーターの一番下に係のお姉さんが待機。ここで左右いずれかの方向のホームで待つことになりますが、それぞれマッカサン行きとパヤタイ行きで分かれます。

 シティラインの方は、最初に来たものに乗れば問題なさそうです。

 ホームの上には立派な液晶ディスプレイが天井からぶら下がっていて、そこにはいろいろなコマーシャルが流れていますが、その画面の右上に小さく待ち時間が表示されています。

 エクスプレスの車内は、ボックス席のような形が主な座席で、スーツケースを置く場所があったり、トイレがあったり、小旅行の雰囲気ですが、シティラインは通常のBTS等の座席と同じでプラスチック製なので、味も素っ気もありません。

 またシティラインの方は、現地の人たちも通勤等に使っていますので、かなり混雑します。

 所要時間ですが、エクスプレスは15分少々でマッカサン駅到着します。パヤタイ駅までは20数分だと思います。一方シティラインはマッカサン駅まで20数分、パヤタイ駅まで30分前後です。

 コストを考えると、マッカサンからMRT、パヤタイ駅からBTSを利用すると、50B以内でバンコク市街のどこにでも行けると思いますので、エクスプレスを使っても150B以内でホテルにたどり着けます。

 またマッカサン駅やパヤタイ駅からタクシーを使っても、100B以内だと思われるので、200Bぐらいでホテルにいけます。

 一方、空港からタクシーで行く場合は、途中かなり暴走気味に走りますが、市街に入るとすぐに混雑が始まりますので、結局ホテル入り口まで40分〜1時間ぐらいかかることが多いようです。

 しかもタクシーの場合は、料金が妙に高かったりすることがあります。普通に走れば250〜300Bぐらいだと思うのですが、それでもエアポートレイルリンク+BTSの方がかなり安くなります。

 というわけで、これからは基本的にエアポートレイルリンクを使う人が増えると思われます。



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