バンコクで買ったインスタントラーメン

バンコクのインスタントラーメン
バンコクのインスタントラーメン

 初めて行ったバンコクは、ともかく物価が安いと言うことと、物珍しい雑貨や食品がいっぱいあるということで、結構いろいろな物を買い込んだ記憶があります。

 しかし残念ながらそれらの画像をほとんど残していないので、いったい何を買ったのかほとんど覚えていません。

 ただタイ料理というのはひたすら辛いと言うことだけはガイドブックで知っていましたので、持ち帰るのに便利だし安い、ということでインスタントラーメンを買ってきたことだけは印象が鮮烈だったので覚えています。

 写真のようにパッケージは真っ赤でですが、表示はタイ語なのでどんな物なのかは想像するしかありません。

 唯一左下に3という数字が見えましたので、これはきっと普通のインスタントラーメンで、3分で出来上がる物だなと推定。右下にはThailand BESTとも書かれています。

 裏面を見ると作り方が書いてありますが、沸騰したお湯を注ぐか鍋で煮込むかのどちらかみたいです。ただ英語はまったく書いてありません。

 まあいいや、ともかく食べてみようと思い、帰国してから作ってみました。お湯を沸かして麺を入れ、しばらくして付属の調味料を追加。

 麺の色は通常のインスタントラーメンよりちょっと薄い色ですが、その内表面にオレンジ色の油のような物が浮いてきて、いかにも辛そうという雰囲気。

 出来上がった物を、丼に入れて、試しに1本だけふうふう言いながら口に含んでみると・・・・「おっやっぱり辛い。でも想像よりたいしたことないかな」と思って2本目を口に入れようとした頃、突然舌にず〜んとくる辛さが。

 舌の上で辛味が暴れ回り、舌の表面を溶かすような辛さを感じびっくり。「水だ〜!」と叫びつつコップの水を一口。すると辛味が若干消えたような感触。

 そこでまた1本。辛い。再び水。と言うことを繰り返していると、やがて口の中は辛味だらけになり、「はふ〜はふ〜」と訳の分からないことを叫びつつ、また1本。と夢遊病者のように食べ続けます。

 しかし辛い。いつのまにかおでこにはじっとりと汗がにじんで来ますが、その頃にようやく少しずつ味が分かるようになってきて、今度は「意外にうまいぞ!」と叫びつつ、1本ではなく2本ずつ食べるとさらに辛味がパワーアップ。

 「うわ〜!」とか言いながらも辛さ自体がもたらす感覚に少しずつ慣れてきて、どうにか麺を完食。しかしとてもじゃないけどスープまでは飲めません。

 美味しそうには見えるので、スプーンにちょこっとすくって飲んでみましたが、その辛さは更に麺の上を行きます。「辛うまい」と言えばいいのでしょうか。タイの辛さを手軽に味わうには良い食品だなと思いますが、これをタイ人は何事もなく食べているんでしょうか?



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