タイで年金暮らしは可能か

 私も2013年に60歳となり、4月からは年金暮らしに突入です。今の所仕事はちょっと休んで、何か他に出来ることはないかと探している最中ですが、まだ体の動くこの時期にあちこち旅行に行きたいなとは思っています。

 そう思いつつ、一方で日本にいると12月から3月は寒さが身に沁み、7月から8月は蒸し暑さが厳しいので、この時期だけでも、海外に避難できないかなとよく考えます。

 以前はそれこそ海外で年金暮らしというのを考えていたこともあるのですが、結局現地への渡航費、宿泊費、そして何よりも現地で何をやるのか、ということがあまり思いつかず、今は数か月単位の長期滞在が良いのかなと思っています。

 そういった観点から見ると、タイは12月ぐらいから3月までは気候的にかなり過ごしやすそうです。バンコクとパタヤしか知らないので、その他の地域の気候条件はまったく分かりませんが、海辺の温暖な場所で、1日中海を見ながらのんびり過ごすのも良いかなと思います。

 ただしハワイ旅行でも感じることですが、日本人の場合、1日中海辺でのんびりというのは難しいようです。どうしてもなんか動き回らないといけないようなプレッシャーを感じ、折角ビーチに出てのんびりしようとしても1時間もすると飽きてしまいます。

 欧米人がダラダラとおしゃべりをしたり、アルコールを飲んだりしながらのんびりしているのをよく見かけますが、ああゆう真似は出来ないなとハワイ旅行で感じています。

 しかしそれでも私はハワイでは2週間ぐらいの滞在を繰り返してきて、最近は午前中は部屋でのんびり、昼を食べに出かけて、帰ってきてからビーチで数時間遊ぶ、というパターンが定着しています。

 それと同じような行動形式でパタヤ近くでのんびりする方法があれば、とりあえず2週間ぐらい滞在してみたいなと思っています。またバンコクの中心地からちょっとはずれたあたりのチャオプラヤ川沿いで長期滞在はどうかとも考えています。

 それで時間を持てあますようなら、やはりタイでの中長期滞在は不可能と思わざるを得ません。逆に意外にのんびり出来ると言うことであれば、数か月の滞在も可能かもしれません。

 ハワイに較べるとバンコクの物価はまだかなり安いので、チケット代往復7万、宿泊代2週間で5万と考えれば、後は生活費だけです。

 夜の飲み歩きを控えて自炊等が出来るようなら、1日の食費は1000円あれば何とかなりそうな気もします。そうすると2週間で14000円。

 それだけでは虚しいので、たまに飲み歩くとしても、居酒屋代はこれまでの経験で1回800B前後ですから2千数百円。これを2週間の間1日おきに行ったとすれば7回で15000円ぐらい。

 ナナやタニヤに行って散財をせずに、あちこち街歩きを楽しむだけなら滞在費は結局3〜5万円ぐらいで済みそうです。ということは合計約15〜17万。

 2週間の滞在にしては金額が多すぎると考える人もいるかもしれませんが、一ヶ月なら18〜22万ぐらいでしょうか。工夫次第ではもっと安くなるような気もします。ということは、年金に5〜10万をプラスすれば、充分実現可能かなと、現時点では思えます



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