バンコク旅行の服装

 バンコクに通うようになって、もともとしゃれっ気のない私も、少しだけ服装に気を使うようになっています。

 これまでファッションというものにほとんど関心がなかったので、正直なところ、今更ながらという気もします。

 服装なんていうものは個人の好みであって、ある程度の清潔感と落ち着いた色調の服なら何でも良いだろうと思っていました。

 もともと派手な服は好まず、地味な服を着て、年寄りじみていると揶揄されたりしたこともありますが、妙に若く見られるよりは良いだろうと思っていました。

 しかし日本ならともかく、海外旅行を頻繁にするようになって、(と言ってもハワイとバンコクとオーストラリアに行っただけで、回数も35回ぐらいだと思いますが)、今自分が着ているような服は相手にどういった印象を与えるのだろうかと考えることが増えてきました。

 同じ日本人なら、服装以外の言葉遣いや物腰でなんとなく分かる相手の格というものがあると思うのですが、これが価値観のまったく異なる海外になると、顔つきを見て、次に見るのは服装ではないかと思うようになりました。

 バンコクに行き始めた頃は、観光客として遊びに来ているし、暑いのだからと、Tシャツ、短パンにスニーカーで出歩くことが多かったのですが、最近はTシャツの他にポロシャツやドレスシャツ、長ズボンを着用する機会が増えています。

 これはバンコク市街をBTSやMRTで移動しているとき、現地である程度ステータスがあると思われるビジネスマンや若者の服装が、意外に落ち着いたものであることに気が付いたことがきっかけになっています。

 特に意識しているのは、ホテルのチェックイン時の服装。以前は短パンでチェックインしたときもありますが、1泊2000B前後のホテルに宿泊するようになって、従業員さんの態度や服装を見て、「これはいかん」と思うようになりました。

 ホテル側としてもある程度のステータスを維持したいでしょうから、出来ればそれなりの品位がある客を迎えたいと思っているはずです。

 だとすれば、品位や格はないかもしれませんが、少なくともチェックインの時ぐらいは、シャツに長ズボン、カジュアルシューズが良いのではないかと判断。

 実際に実践してみると、やはりフロントマンやフロントレディの私に対する扱いが若干異なるように感じました。

 また与えられる部屋についても、あまり変な部屋は用意できないと考えるのか、割としっかりした部屋に案内される傾向が強くなるように感じています。

 実際にどうなのかは分かりません。私の個人的な感覚ですが、服装や髪型、靴、持ち物はさりげなくチェックするのが、ホテル側としては当たり前のような気もします。

 そんなことを考えたので、スーツケースもボロボロのソフトケースから、新しくエースの金色(実際には肌色?)に変え、手荷物も背中に担ぐのではなく、ラコステのショルダーバッグに変更。

 これならパスポートや予約確認書を提出するときも、すばやく対応でき、旅慣れている感じを醸し出せるかなと考えるようになりました。

 また言葉遣いも、基本は英語になりますが、私自身は片言英語しか話せませんが、出来る限り「プリーズ」をつけて、語調を柔らかくするように努めています。

 というわけで、バンコクに行き始めた当初に較べると、旅慣れて減った荷物もありますが、服の準備は増えたような気がしています。

 当然ながらこういった気配りは、レストランやゴーゴー、そして私はまだ経験がありませんが、タニヤでも同様ではと思っています。

 特に夜遊びの場合は。そもそも自分とはかなり年齢差のある女性たちと懇意になりたいと思うわけですから、相手の女性から好感をもたれるような服装は必須であるような気がします。

 また、一度しっかりした格好を印象付ければ、たまにカジュアルな格好で行ってもそれなりの扱いをしてくれると思います。

 私はゴーゴーでもニコニコしながらビールを飲んでいるのが好きなのですが、しっかりとした服装をしていると、それだけでちょっかいを出してくる女の子が多くなるような気もします。



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