ちょっと不満の残る夕食?を終え、「こういう日はあまり良いこと無いかなあ〜」なんて事をブツブツぼやきながら、店を出て右折。
そろそろ呼び込みも激しくなって来ていましたが、足早にどんどん歩いてスラウォン通りへ。ここを左折して、あたりの店を眺めながらぶらりぶらりとパッポン方面へ。
パッポンというと「エレクトリック・ブルー」というのが定番になってしまった感じで、50Bビールを飲みながらのんびりというのも良いのですが、いろんなところに顔を出して相性の良い店を探したい、と言う気持ちもあります。
今回はホテルを出る間際に、パッポンのゴーゴーの店の名前をいくつか調べて、ここだと思う店の名前と場所を頭の中に入れて来ました。
後は実際に入口から中を覗いてみて印象がどうかという事になります。というわけで先ずはいつものパッポン2という裏通りに入ります。
両側の怪しげなバービアのお姉さんから時々声がかかりますが、その声の調子で無視するかニコッと笑って誤魔化すかで切り抜けます。
通りの中央左側にスーパーマーケットがあるので、夜食の足しになるようなおにぎり類がないかと思って探してみたのですがありませんでした。
そういえばタニヤ入口付近の左側におにぎりやさんがあったなあとこの時思い出しましたが、今からそこまで戻るのも面倒に思えます。
エレクトリックブルーの呼び込みのお姉さん達をさりげなく観察しながら手前の路地を右折。正面が露天商が軒を連ねるパッポンです。
ここを右折して、右側のお店の名前を見ていきます。ただし素早く判別する必要があります。「この店の名前は〜なんて立ち止まって考えいていると、店の前にいる呼び込みのお姉さんに腕をつかまれて、半ば強引に店内に連れ込まれます。
(表現が大袈裟です。嫌だという意思表示をすれば大丈夫です。ただ酔っぱらっていると決断が鈍くなります)
右折して4つ目あたりのお店で、今日の最初の目的地「キングキャッスルT」を発見。「ここかあ」と思って看板を見上げていると、すぐに腕をつかまれます。
「ちょっと待ってね」と言いながら、隣の「キングキャッスルU」もさりげなく覗いてみましたが、お客さんはTの方が多い。
というわけで再びTの前に戻って、促されるままに入店。お客さんの入りは五分ぐらいでしょうか。ほとんど欧米人です。初めて入るお店です。
どうやらタニヤは日本人、パッポンは欧米系という棲み分けが結構明確なようです。
さてステージは見上げると、化粧のきつい子が多い。目鼻立ちがくっきり。身長も高め。(もちろんヒールも高めですが)要するに欧米人好みです。この辺りナナやカウボーイとの雰囲気の違いをはっきり感じました。
ただ性格は明るくて人なつっこい感じ。遠慮無く冴えない風体の私にも満面の笑みで臨んでくれます。「へえ〜、こんな感じなんだ〜」とまたまた若干新境地を開拓したような気分です。
ダンスも結構一生懸命で目も楽しませてくれます。大柄で目鼻立ちのくっきりした子が怪しいダンスを披露してくれましたが、私はキレイ系は苦手。
こんな店もあるんだ〜と思いつつ、ビール1本で退店。「疲れているから今日はもう良いかな、タクシーで帰るか」と思いつつ、フラフラと店を出て右折。スラウォン通りへ向かい、右折。
適当なところで道を横断しようとしますが、車が途切れない。気がついたら「ピンクパンサー」前に来ていました。酔った頭で、「じゃあもう1軒行くか」と思い、またまた新たな店に入店。
ここはナナのマンダリンのように、ステージが分散しています。比較的全体を見やすいソファーに案内され全体を見ると、ダンサーは10人ぐらい。お客さんは欧米人が9割。ちょこっと日本人と思われる人もいました。
とりあえず初めて入った店は雰囲気を確認するのが私のやり方。ウエイトレスさんの雰囲気はどうか。初老のおじさんは邪険にされないか。ダンサーは好意的か。ぼったくり攻勢はないか、みたいなものがチェックポイントです。
ここもやはり欧米系好みのちょっと大柄、化粧きつめの子が多かったのですが、ダンスは結構本格的で楽しめましたし、意外と愛嬌がある子が多いなと感じました。
遠くの方から、私に向かって微笑んだり、手を振ったりしてくる子が何人かいました。ただこちらは今日は偵察のつもりだったので、にこやかに(デレデレと)対応したものの、呼ぶことはしませんでした。
夕食はいまいちでしたが(しつこいですね)、その後のゴーゴー巡りは堪能できましたので、そのままホテルに戻って満足して就寝。11時でした。