広い道路のような桟橋上をゆるゆると歩いていくと、右手の海の中にたくさんの棒を突き刺してハート型に仕上げた場所がありました。その棒の上や周辺にも多数のカモメ。
しかしぷかぷか浮いているだけのカモメ君を撮影するだけでは面白くない。餌をあげてみようかなとも思いましたが、カモメ君の方は先を争って餌を食べるという状況でもなさそう。
つまり十分に餌が与えられている?というわけで、ほんの少しだけ潮の香りがする中を、先端の建物に向かって500mほどウォーキング。
途中からはカモメ君の姿も少なくなり、見るべきものは建物だけ。とはいえ海の中に突き出た桟橋ですから、水面の色を見なければ、左右の海の景色はそれなりに美しい。
バンコク市街からタクシー代を含めて往復300Bぐらいで来れる海というのはうれしい存在です。これで水が澄んでいて、泳いでいる魚の姿が見えればバンプーリゾートの名前も売れるだろうにと感じました。
先端の建物の手前右側に巨大なカモメのオブジェがありました。建物内に入るのも自由みたいで、入ってみるとあまり購買意欲が湧かないお土産が販売されていました。
また左奥にはレストランもあるようでしたが、昼食には早かったのでメニュー等は確認していません。付近に観光客は結構いましたが、皆さん「期待外れ」というような顔をしています。
というわけで5分ぐらいで見学終了。再び桟橋上を、両側の海上に浮いているカモメ君を見ながら散歩。
ちなみに餌を投げるとカモメ君がそれを追いかけますが、手で持って空中に掲げても、その餌をついばむ勇気のあるカモメ君は見かけませんでした。
というわけで、ゆるゆるとロータリーまで歩いて戻り、ゲートをくぐって「さて、どうやってケーハ駅まで戻ろうかと思案。
周囲に多数の観光客が歩いていますが、皆さんツアー等に参加しているようで、ロータリーを10分ぐらい見ていましたが、タクシーを使ってここまで来る観光客の姿は見つけられず。
バスの停留所みたいなものは確かにありましたが、運行時間もはっきりせず、第一その場所で待っている人がいない。
というわけで、「まいったなあ。こりゃ海沿いを走るメインの道路まで歩いてタクシーをつかまえるか」とこのロータリー目指して曲がってくる道路を見ていたら、遠くの方から緑の空車マークをつけたタクシーが1台やってくるのが見えました。
「おっ空車だ。他に乗る人がいなければあのタクシーと交渉だ」と思いながら、「誰もあのタクシーを捕まえませんように」と祈りながらロータリーを回ってくるのを見つめます。
幸いにというか、やはり個人旅行者で空車待ちをしている人はいなかったようで、目の前に近づいたところでドアを開けて「ケーハステーション?」とお願いすると「OK」との返事。
というわけで無事乗車。帰りも80Bでした。ケーハ駅は始発駅ですから、「ちょっと疲れたな」と座席に座り外を眺めながら、今度はアソーク駅を通過して一気にチットロム駅へ。
「HUA SENG HONG」で昼食
2019年12月の旅行
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