2013年
2013年に初めて入って以来、パッポンに行くと、この店に入るのが習慣になりつつあります。理由は簡単。夜の8時過ぎに片っ端からゴーゴーと思われる店を覗いてくとき、パッポン界隈で一番混んでいる(といっても3割から5割ぐらいの入りですが)店だからです。
私の場合、もともと出歩く時間帯が比較的早いので、店の人気具合がはっきりと表れるように感じます。
場所は正確にはパッポン2と呼ばれる通りになるようで、サラデーン駅側からこの通りに入って50mぐらいでしょうか。右側にあります。
だいたいいつもお店の入口付近に呼び込みさんがいて、ビール50B(2014年10月に60Bに値上げ、2015年6月には90Bに値上げ))なんていう看板を持っています。
お客さんの何割かはこの50Bの数字に惹かれて入店しているのではないかと思いますが、私もその内の一人かもしれません。(ちなみにこのビールはチャンビールのようで、店内でハイネケンを頼むと、普通に150Bぐらいの値段になります)
入口のカーテンは常時開けられているので、外から店の様子がはっきり分かるのも正直でよいと思います。入り口が左隅に位置しているので、入ると右前に奥に向かって長さ5〜6mぐらいのステージがあり、その周りをソファーが囲んでいます。お客さんは40人ぐらいでいっぱいになりそうな感じです。
ステージは2列になって全部で15人ぐらいがでちょうど良い感じですから、左右の席に座ると常時7〜8人を見ることが出来ます。
今回あえて紹介しようと思ったきっかけは、2013年11月の旅行記を読んでもらえば分かるように、初めてしっかりとしたコヨーテーのダンスを楽しめたからです。
赤いホットパンツで激しく腰を動かす様子は妖艶です。7〜8人いたと思いますが、入口に近い部分で踊っている細身で長身の2人が特に目を惹きました。
あまりのダンスの激しさ?努力?、がんばり?、美しさ?に、ダンス終了後思わず欧米人から拍手が起きたのはなかなか印象的でした。
さらに私が調子に乗って話をしようと呼んでみたら、最初は目の前の小テーブルで踊りを披露してくれ、ついつい鼻の下が長くなってしまいました。
しかし、その後隣に座ってくれたまでは良かったのですが、ウエイトレスのおばさんがすかさずなんらかの料金表を持ってきて見せつけてきたことに興ざめ。
コヨーテーというのはダンス専門の女の子達で、一緒に外に出かけることは出来ないと思っていましたので、単純に会話を楽しもうと思って呼んだのに、実際にはそうではないんだと言うことが分かってある意味がっかりです。
しょうがないので次のダンスタイムまでそこそこの話をして、チップを渡してお別れ。ダンスを見て楽しめば充分だなと感じました。
ちなみにこのお店には普通のゴーゴーの子達もいますが、前記のコヨーテーのダンスに刺激されているのか、そこそこみんな頑張って踊っているので、その意味ではダンスを楽しめる店だと思います。
またゴーゴーの子は、割と人なつこい感じがします。目が合うとニコッとする、その笑顔がカウボーイやナナの人気店より素朴に感じられました。ただ容姿はちょっと人気店に負けるかもしれません。
それでも若いの女の子がニコッと笑って微笑んでくれたり、横に来てなんやかんやとスキンシップをしてくれば、つい鼻の下が長くなります。
2013年7月
4日目の1店目
入り口から覗くと、客が4組ぐらい。呼び込みのお姉さんが「ハッピーアワーで今なら飲物50B」という看板を持っているので、値段につられて入店。さもしい根性です。
しかし50Bという値段でも客が少ない。本当にこの辺りは寂れてしまったのでしょうか?実際店内に入ってステージを見ても、なんだか活気が感じられません。大音量の音楽だけが響いている感じです。
客の方はとみると、ステージを見ないで談笑していたり、スマホ画面を見ていたりで、要するに安いビールを飲みに来ているだけ、という雰囲気。真剣に見ている人が一人だけいましたが、この人ちょっと変。椅子に座って背筋を伸ばし、仏像のように前方を注視して微動だにしません。
テーブルの上に飲物は乗っているものの、口をつけない。女の子よりこのおじさんの様子が気になりました。もしかしたら、マネージャーさんかなんかで、女の子のダンスをチェックでもしているのかと感じました。というのも、ウエイトレスさんもまったく関与していない様子だったからです。
というわけで、何だか良く分からない違和感を覚え、20分ほどで退店。会計は50Bというので、60B渡したらウエイトレスさんが困っている?もっともらえる予定だった?咄嗟にそのようなカンが働いたので、別に無理しなくても良いのですが、もう20B上乗せ。
笑って見送ってくれましたが、他の客は100Bぐらい払っているのかもしれません。それでも安いことは安い。