よっしゃ〜、行くぞ〜!(2)

 ところでホテルの場所に付いては、どこのサイトで検索してもほぼ似たようなホテルがピックアップされるが、宿泊費用についてはサイトによってかなり開きがある。今回比較、検討したサイトは

バンコク・ホテル・ネット(英語)

プラネット・ホリデー・コム(英語)

バンコク・ホテル(英語)

皆で作ろう、ホテルリスト(日本語)

アップル・ワールド(日本語)

JHC(日本語)

グリーン・ホリデー(日本語)

 などである。このうちアップルとJHC、他にも日本では有名なオクトパストラベルやJTB等についても調べたが、英語サイトに較べると価格は結構割高に設定されていた。

 唯一グリーンホリデーだけは、バーツやドル、円の為替の影響を勘案しても英語サイトとそれほど遜色ない価格設定だった。

 チープ旅行派としては、価格は安いに越したことは無い。というわけで一旦は英語サイトで予約をしようと思ったのだが、現地に行ってからホテル等の変更(グレードを下げようと思っていたので、場合によってはホテル変更をする必要があるかもしれないと考えていた)の可能性を考えると日本語が使えるのはやはり大きなメリットだ。

 そこでグリーン・ホリデーというサイトについて調べてみた。どうやらここは現地に事務所があり、いつでも日本語で対応できるようであり、実際にこの業者を利用してバンコクに行っている人もかなりいる事が分かってきた。それなら安心、というわけで宿泊業者はほぼ決定。次にホテルだ。

 スクンビット線沿いには多数のホテルがある。それこそピンからキリまであるような事が書いてある。しかし私が宿泊できるのは、ピンを除いて、キリを切り取ったランクだ。具体的には日本円で2500円〜4000円を目標にした。次にロケーションだ。

 BTSの駅名で考えると西はサイアム駅、東はプロムポン駅あたりと見当をつける。さらに地下鉄のスクンビット駅から北はスティサン駅が第二候補地域だ。こうやって選んでいくと候補は自ずと絞られてくる。

 そうやって選んでいった具体的なホテルが「クラシック・プレイス」「サイアム・ビバリー」「マンハッタン」「スイス・パーク」「アンバサダー」等である。次にこれらのホテルの星評価や宿泊者の体験談を検索。

 古いのはそれほど気にならないが、古さに伴って部屋が汚かったり、従業員の態度が悪かったりというのでは、快適な旅行は望めない。料金は安く居心地はよくという無理な設定をなんとかクリアできるような評判のホテルを探す。

 実際に日ごとにこれらのホテルを毎日渡り歩こうかとも考えたが、さすがに疲れそうなので止めにした。最終的には従業員の評判が比較的良く、日本人ツアーではあまり使われないながら、日本人のビジネス客が多いらしい「スイス・パーク」に決定。

 ドアがオートロックではないということを除くと、セーフティーボックスや無料の飲料水ボトルがあり、立地も夜の繁華街に近いナナ駅から徒歩2分くらいのようで、私の条件は満足できそうだと判断した。

 宿泊料金は1泊3200円。年始で混んでいるかと思ったが、予約フォームで確認するとすぐに予約可能と返事がきた。5泊なので16000円ぐらいになる。日本では考えられない安さだ。あとは現地についてみてのお楽しみだ。


現地で何をしよう

 飛行機とホテルが決まったので、次は現地で何をするかということになるのだが、実はほとんど決めなかった。理由はいくつかあるが、その最たるものはバンコク市街地には、観光地といえるものが王宮以外にはほとんどないことである。

 王宮は昨年行ったので、後は郊外ならアユタヤ、市街なら各種のショッピングセンターや市場の見学古式マッサージの体験ぐらいかなあと漠然と考えていただけである。後は夜の酒に伴うちょっとしたお楽しみだけだ。

 もっともそのお楽しみだけを求めてバンコクに行く人も多いようだ。バンコク初心者の気の小さい中年おじさんとしても、そのほんの入り口ぐらいは試してみたいという密かな要求があったことは認めざるを得ない。

 いずれにしても、昨年は魑魅魍魎の跋扈するバンコク市街に単身乗り込むひ弱な中年おじさんという設定のバンコク旅行であったが、今回は心優しき、微笑みの国に抱かれてみたいと夢見る、ロマンチストの中年おじさんという設定で行きたいなと考えていた。


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