アユタヤ観光待合い場所の伊勢丹へ

ベッドメーキングでタイ人女性の優しさを知る

 昨晩しっかり寝たせいか、7時に目が覚めた。といっても日本時間なら9時だから、かなりの朝寝坊である。身支度を整えて朝食場所へ。今日も卵はスクランブル。作ってくれている間に少しじっくりとおかずを眺める。

 すると麺があった。どうやら頼めばその場で茹でて作ってくれるようだ。中年のにこやかなおばさん(と言っては失礼か?)に、具は適当に入れて作ってもらうようにお願いした。

 この麺、けっこう出汁が効いているのだが、やはり普段食べなれたものとは違い、いまいちおいしい感じがしなかった。残念。

スイス・パークホテルの朝食
スイス・パークホテルの朝食

 8時に朝食を終え部屋に戻ると、なんとベッドメーキング中だった。朝食前にチップの20バーツを置いておいたから良かったものの、いささかびっくり。そう言えば昨日の朝は「Don't disturb」のサインを出していたのだが、今日は出さずに朝食に行ったのだ。

 とはいうものの、入り口でじっと待っているのも間抜けだ。気にしないで部屋に入ると若々しいメードさんが二人明るく例の挨拶をしてくれた。

 ベッドメーキング中だったが、私が入ってきたのでここで止めて後にしますか、と尋ねられたような気がしたので、「please continue」と答えると、なんと日本語で「優しい!」という答えが返ってきた。

 これには再度びっくり。あまりの明るさと素直さに、かえってドギマギしてしまう。もちろん彼女たちが話せた日本語はこの一言のみだったが、英語はそこそこ分かるようだった。

 最後に退出する時も心からのニコニコ顔で、本当に屈託が無い。これが普通のタイ人の女性の反応なら、タイに耽溺してしまう日本人の男性が多くなるはずだ。


伊勢丹周辺を歩き回る

 9時になったので伊勢丹に向かう。今日は13時に伊勢丹集合午後のアユタヤ観光が待っている。それまで伊勢丹周辺をぶらぶらしていようという計画である。ところが着く前まではまったく気が付かなかったのだが時間が早すぎた。伊勢丹周辺の店はまだどこもやっていない。

 お土産を物色しようと思っていた「ナライパン」もシャッターが下りている。自分の馬鹿さ加減にあきれ果てつつ、再度駅に戻り、近くで見かけた「スター・バックス」に入り、アイスコーヒー85バーツを頼む。昨日の飲み物に較べるとかなり高い。さすがスタバだ。

 ようやく10時を回ったので、今度は焦ることなくゆるゆると「ナライパン」へ向かった。1階からエスカレーターで階上に上がり、迷路のような通路をぶらりぶらりとうろつく。

 昨年も感じたが、ここは巷の市場と違ってまったく活気が無い。品が良いといえばそれまでだが、余りの活気の無さに、ついこんなところで買っていいのだろうかという疑いが頭をもたげる。きっと巷の市場の方が安いに違いないと思えてしまう。結局30分ほど歩き回って、何も買わずに店を出た。

 その足でそのまま伊勢丹に向かい、今度は本屋さん(紀伊国屋)に向かう。日本語の本が一杯あることを昨年確認している。ここでも何か面白い本がないかと30分ほど物色したが、あえて買いたいという本は見つからなかった。

 タイで起業する
という類の本が多数あることに目を惹かれたが、買わなかった。そのような需要があるというに事には興味を感じた。本屋さんを出て周辺をぶらつくが、とりたてて面白いと思えるようなところは無い。単に歩き疲れるだけだ。

 昼食にはまだ時間があったが、段々面倒になってたまたま目に付いた和食の「鎌倉山」というお店に入り、たぬきそば120バーツを注文。出汁がいまいちで、うまいというほどではないが、まあ日本のそばとしては食べられる類の出来だと感じた。

 食後にコーヒーが出てきたのには驚かされた。回りはやはり日本人が多い。この後午後からアユタヤ観光なので、ここで少しゆっくり休むことにして、置いてある新聞等をじっくり読ませてもらった。


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