ナナの歓楽街を探訪

シチューの量が凄かった

 ところがところがここに例のライスが運ばれてきた。実はこのライスのメニューには、小さくシチュー付きと英語で書いてあったのだが、ライスにシチューなんてとたかをくくっていたのだ。チョクチャイステーキハウスのシチュー

 しかし、実物をみてびっくり。ライスが皿に盛り上がっている上に、ちょっと深めの中皿にビーフシチューがたっぷり入っていたのである。

 なんとなく、こんなに食えるのというお兄ちゃんの視線を感じたが無視。このくらい毎日食っているんだと言う強がりを装い、ひたすら食べる。

 もはやビールを飲んで腹を膨らましている場合ではない。胃袋に非常事態宣言を指令し、ともかくがんばって食った。

 結局ウインナ完食、ステーキ完食、ただしステーキ周辺の野菜は少し残す。ライス完食。ついにギブアップしたのはシチュー。特によく煮込まれた肉の塊を何個も残してしまったのが悔やまれる。

 単独であったならばこれほどおいしいシチューは間違いなく平らげたはずだが、如何せん量が多すぎる。結局半分ぐらいで諦めた。

 どこかのタイ作法の記述で、全部食べずに残すのも作法と書かれていたことをなんとなく覚えていたので、まあ、これはしょうがないだろうし許してくれるだろうと判断。(基本的に出されたものはすべて食べると言うのが我が家の方針なのだが)ついにチェックを申し出た。

 合計660バーツ。日本円なら1900円
ぐらいか。若干のチップを含め、立ち上がりざま近づいてきたお兄ちゃんに、すごくおいしかったよと一言告げるとすごくうれしそうな笑顔が返ってきた。


ナナの歓楽街へ繰り出す

 ボコボコに膨れ上がった腹をさすり、心の中で「う〜ん、満足じゃ満足じゃ」と繰り返しながら、例の通りへ引き返す。

 昨日いろいろ情報を教えてもらった女の子がいないかなと思ったのだが、他のお客さんと店の中で話しているのか、まだ出勤していないのか分からないが、ともかく表には姿が見えない。

 そのまま通りを抜けBTSに乗り、ホテルの駅であるナナ駅で降りたのだが、ここでまたしても小心者のおじさんにしてはよからぬ考えが頭をよぎり、駅近くの歓楽街へ。

 遊び人の男性諸氏なら知っているだろうが、ナナ駅周辺にはスクンビット駅よりもずっとず〜っと歓楽的な要素が強い一角があるのだ。気が小さいとか、度胸がないとか、金がないとか言っておきながら好奇心だけは旺盛だ。

 もっとも私の旅行スタイルはいつもこんな感じで、好奇心は旺盛だが度胸が無いため、毎回毎回少しずつ少しずつ活動領域を広げていくパターンが多い。

 昨年この場所は昼間見に行ったのだが、なにやら得体の知れない欧米人が昼間からスタンドバーで酒を飲んでいるのを目撃。なるほどこんなところかと納得?して引き返したのを思い出す。

 今度は夜。あの一角は夜になるとどのように変貌するのであろうか。好奇心は高まるばかりだ。ナナ駅の南西側の階段を降り、スクンビット通りを西に歩くこと約300m。途中多数の屋台がある。

 左折し20mほどで目指す一角に到着するが、道はやたら人が多い。屋台に群がる人や観光客や客待ちのバイクの運転手、そして化粧の濃い一目で特殊な商売をしていると分かる若いタイ人女性(ぱっと見だが本当に美しい)、その他単に周辺を彷徨っている人と訳がわからない混沌状態だ。

 そんな中を歩き、あらかじめインターネットでそれとなく調べてある、日本人に人気らしい店に入りビールを飲む。しかし大音響と喧噪で余り落ち着かない。ただし客は多かった。

 いつもの通りの店の方が気楽にのんびりできると言う事がよくわかった。でもこれで二つの歓楽街の雰囲気を体験する事が出来た。かなり満足だ。

 ホテルに歩いて戻るとフロントでメッセージが来ていると言う。なんだ?と思ったら翌日のツアーの集合時間が30分繰り上がり9時半になるという伝言だった。これは早く帰ってきて良かったと納得して、二日目終了。もちろん爆睡である。


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