花子で夕食
翌日はウイークエンドマーケットへ

「花子」で日本風夕食を食べる 

 BTSの駅に無事戻り、はたと気がついた。そう言えば夕食を食べていなかった。あまりに事が次々と進み、我を忘れてしまい、本来の目的である夕食のことが頭から抜け落ちていた。さてどうするか。

 しばし考えて初日に振られた「花子」のことを思い出した。折角一度は行ってみようと思った店だ。夕食を摂る機会は今日と明日しかない。であるなら行けるときに行くべきだと決心し、スクンビット駅に向かった。

 道順はもはや間違えようが無い。遠くに店の明りが見えたときはほっとした。迷わずドアを開けると、若干イントネーションの異なる「いらっしゃいませ〜!」の明るくさわやかな声に迎えられ、早速カウンター席に陣取る。

 本来の夕食の時間よりちょっと遅い時間に来たせいか、周りは完璧に居酒屋の雰囲気で、やはりビジネスマンが多いようだ。

 ビールを飲んで「ヤキトリ」「マグロユッケ」を食べ、仕上げに「天丼」を食べた。いずれも日本の居酒屋とほとんど変わりない味付けで、安心してオーダーできる。

 ただ当たり前だが、店の女の子はいつも来てくれている?常連と思われるビジネスマンに顔見知りが多く、また時間帯的に忙しいのか、私の話し相手になってくれるような子はいない。

 ちょっとばかりビジネスマンが羨ましかったが、彼らは彼らなりにバンコクという異国の地で寂しい思いをしているのだろうと考えることにした。

 その後店を出て、ちょっとだけ例の通りへ。軽く飲んでちょっと話をしておしまい。


ウイークエンドマーケットに出かける

 最終日の朝が来た。疲れが出ているのか8時に起床。最終日どのように過ごそうか考える。やはり土産を買わなければならない。とすると先ずはウイークイエンドマーケットだろう。

 あまり遅くなると混雑するだろうから、早く行くに越したことはないと考え、9時半ホテル発。ついでにロビーを通過するとき、ホテルのリムジンを予約。

 飛行機は8時20分発だが、ホテルは何時に出れば良いのか聞いてみたら(こんなことが、へどもどしながら英語で聞けるようになったのはものすごい進歩だと我ながら自分を絶賛)ちょっと考えてから5時半と答えが返ってきた。まあ予想通りではあったが、いささかげんなりである。

 ホテルを出て、駅の階段を上がったところで、急に水分が欲しくなり、いつも駅の横で店を出しているジュース屋さんで、グアバジュースを買う。この種のお店や屋台について、抵抗感がずいぶんなくなった。

 お店のお姉さんがひじょうに明るく、たった15バーツの飲み物なのに、買ってくれたことに対する感謝の念がこちらに伝わってくる。

 そうなるとジュースそのものもおいしく感じられるから不思議だ。ちなみに私はハワイではグアバジュースばかり飲んでいるが、どうもグアバの種類が違うようだ。

 ハワイではグアバネクターであり、色も赤い。こちらはグリーングアバと言われるもののようで、味は酸味が利いていて、甘味が少ない。

 ただ何故かバンコクのねっとりした空気の中で飲むとおいしく感じられる。こんなにおいしいものなら、もっと頻繁に買って飲むんだったと感じた。

 だいたい旅行の最後の方で新しい発見をして悔やむ事が多い。まあだからこそまた来ようという気になるのだろう。

 BTSと地下鉄を乗り継ぎ、目指す駅はカムファンペット駅。


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