ウイークエンド・マーケット

ウイークエンド・マーケットは相変わらずの大混雑

 さてウイークエンドマーケットだが、昨年一度来ているのでだいたいの雰囲気は分かっている。駅を出てそのままマーケット内に入る。通路は数m。そこに間口1間位のちいさな店がひしめきあっている。入り口近くは衣料品が多い。

 しかしよく見ていると衣料品の中に食べ物やさんや雑貨屋さんがあったりして、あまり統一性は無い。

 また値札も付いてるものは少なく、ほとんどは売り手と買い手の相談によって価格が決まる事が多いようだ。この手の交渉事はあまり得意ではないので面倒なことこの上ないが、たしかに価格は安いようだ。

 ちなみに今回私が目標にしたのは、Tシャツと生地、それにしつこいようだが息子への土産のための。とはいうものの、何が何でも買わなくてはいけないというほどのものでもない。というわけで、ぶらりぶらりと人ごみを掻き分けながら進み、とりあえず衣料品のコーナーでTシャツを物色。

 どうせならバンコクの記念になって、ハワイでも使えるものはないかと探した。結局購入したのは3着。まだ着る機会は無いが、絵柄はまあまあだ。耐久性がどのくらいあるのかが問題だが、値段はかなり安い。1着99バーツ。日本円で300円だ。

 ちなみに茶目っ気を起こして、99バーツのものを2着買ってディスカウントできないかと尋ねてみたが、さすがに答えは「ノー」だった。もっとも10着ぐらい買えば安くなるのかもしれない。

 続いて雑貨のコーナーに行き石を探す。しかし数珠やアクセサリーに使う石はいっぱいあるのだが、ちょっと飾っておこうというものはなかなか見つからない。

 さんざん探して1軒だけ、それもまたほとんど売り手がつかないようなザルの中に投げ入れられていたものを発見。値段はなんと200バーツと書いてある。ようやく見つかった喜びで、あまり値切る元気も無く、150バーツで購入。

 さらに生地やさんに行き、ハワイ柄風のものを探す。これは連れからの依頼であったが、生地に付いては相場がさっぱり分からないので悩ましい。またマーケットの中でも、衣料品は多いが生地そのものを売っている店はかなり少ない。

 ようやく発見した店で、試しに値段を聞いてみると1m200バーツとの事。日本円で600円。シルクではない。もしかしたら安いのかもしれないが、私には高く感じられた。

 それでも一応10m買ったらいくらになると聞いてみたところ、「特にあなたのために1500バーツにします」との返事。たしかに安くはなったが、ちょっと買える額ではないし、10mもの生地はかなり重くなるだろうという思いが頭をかすめ、結局生地の購入は諦めた。


ジャスコで食料品を購入

 マーケットの雰囲気を楽しみ、わずかな買い物に満足し、今度は地下鉄でタイカルチャーセンターに行く。ここにはジャスコがある。ここで食料品等のお土産を買おうという魂胆だ。昨年もここでいろいろなものを購入。

 特に激辛のインスタントラーメンは衝撃的だった。世の中にこれほど辛い食べ物があるということを知っただけでも勉強になった。当然今年も購入リストに入っている。

 大きなかごを持ち、目に付いた面白そうな乾燥食品や菓子を片っ端から放り込む。ただしシャレたパッケージに入っていて、いかにもおいしそうに見えたチョコレートは大失敗。日本に帰ってきてから改めてパッケージの裏側を見てびっくり。

 なんと日本からの輸入品のマークが裏に貼られてあったのだ。つまり日本が現地から輸入したものをバンコクに輸出し、それをご丁寧にまた日本まで持ち帰ってきたというわけである。さすがにちょっとショックだった。

 しかしまああまりお金のことは心配しないで食料品を買うのもなかなか楽しいものだ。いつしかかごは満杯になっていた。レジで清算すると約1000バーツ。当然、帰りの荷物は満杯状態となった。結局スーパーの紙袋3つ分になり、さすがに疲れを感じて入り口近くのダンキンドーナッツで休憩。アイスカフェラテなるものを頼んだ。

 さて問題はここからだ。大量に買ったのはいいが、中年のおじさんが菓子や食料品を詰め込んだ袋を三つもぶら下げて、地下鉄とBTSを乗り継いでナナ駅まで持ち帰るのはなんとも情けない。

 もちろんバンコクの人たちは通りすがりのおじさんのことなど気にもしないのであろうが、そうは思ってもなんとなく恥ずかしいし、しかも重いことは間違いない。というわけで、今回はまだ一度も利用していないタクシーで帰ることにした。


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