エンポリウムへ

気楽にタクシーを利用する

 地図を見てどの方向でタクシーに乗ればよいかを確認。しかしこれは簡単。要するにラチャダー通りを南下すればいいのであるから、ジャスコからは一旦歩道橋を渡って道の反対側に行けばよい。

 早速歩いて行き、ちょっと人の少ない一角を選びタクシーを待つ。1分も待たずに空車登場。

 一抹の不安はあったが(料金交渉性とか変なところに連れて行かれるとかの不安)これまでの街歩きの経験で、堂々としていればなんとなく大丈夫だろうみたいな気持ちも強かったので、思い切って手を水平よりちょっと下向きに突き出す。

 すぐに運転手さんが気が付いてスーッと近づいてくる。近づいてきた運転手さん、サングラスなんぞをかけて、遠目にはちょっと強面である。しかしここで気合負けしてはならない。

 バンコク初心者としては勝負どころだが、いきなり助手席のドアを開けてしまうと初心者観光客である事がバレバレであると思い、(ガイドブックには助手席のドアを開けて行き先とメーターを使うかどうか確認しろと書いてあるのだが、いちいちそんなことをしてタクシーを利用している客を見た事が無い)すぐに後席のドアを開け有無を言わさず乗り込み、気楽に「BTS、NANA STATION PLEASE!」と伝える。

 私の言い方が良かったのか、すぐに運転手さん車を出して、再度確認「NA〜NA〜STATION?」どうやら私のNANAの発音は短すぎるようで、若干NA〜NA〜と伸ばす方が良かったようだ。

 それはそれとして、もちろん「YES」と答えさりげなくメーターを見ると、ちゃんとメーターを使ってくれている。

 やはり気楽が良かったようだと一安心。あとは運転手さん任せである。ナナ駅までおよそ15分。料金60バーツ。利用者にとってはありがたい値段だが、運転手さんにとっては薄利だろうなあと感じた。

 (2013年までの経験によれば、一般的に流しの運転手さんは、道さえ空いていれば良心的にメーターを使ってくれることが多いようです)

 ホテル着14時。この後どうするか、休憩しながら考える。どうしても必要なものはすべて買ってしまった。この時間からあえて行きたいと思える場所もそれほどない。悩んでいるうちに時間が経過。いつのまにか16時近くになってしまった。

 いくらなんでもこのままホテルで明日の朝まで待機するのも馬鹿馬鹿しい。そこでこれまで行ったことのない「エンポリアム」に行ってみることにした。ナナ駅からは二つ目だし、この辺は日本人も多いらしく、おいしい店が揃っているようだ。

 BTSプロンポン駅から「エンポリウム」は直結していて、行きやすい。入ってみるとタイ人好みなのか、またしても巨大な吹き抜けがあり、そのまわりに比較的高級な店が並んでいる。

 土曜日とあって客も多いが、MBKあたりとはちょっと違う客層のようだ。カジュアルからちょっと上に抜けた層が多いように思えた。

 全体を一回りしてみたが、当然ながらショッピングにはほとんど関心が無い上に連日の強行軍ですぐに疲れてしまい、結局夕食をここで摂る事にした。


トップページヘ 2回目バンコク旅行へ 歌行燈へ