ホテルを出てアソーク駅へ

 風呂に入って汗を流し、着替え。夜なので若干寒い(といっても20数℃)ことを予想して、上はポロシャツ、下は夏用の長ズボンを着用。以前はTシャツ、短パン等で動き回っていましたが、地下鉄やBTS(高架鉄道)等の公共交通機関を利用している乗客の服装は、基本的にシャツや長ズボンをはいていることが多い印象でした。

 夜遊びをするような外人さんたちはTシャツに短パン、サンダルというようなラフな恰好が多く、いわゆるチョイ悪親父たちと、真面目な勤労者たちでは服装がかなり違います。

 まあレストラン等を利用するときにもTシャツ短パンより、ポロシャツ長ズボンの方が受けが良いだろうと判断しています。レストラン側からすれば、ぱっと見てきちんとした服装をしているかどうかで、客扱いの判断が分かれるだろうなというわけです。

 というわけで、スニーカーを履いて出陣です。ショルダーバッグに旅行記用のメモ用紙とデジカメ、それに「歩くバンコク」という街歩きガイドブックを入れます。

 エレベーターで1階に降り、フロントに出向き「Where is key?」と、キーをどのようにするのか聞いてみると、「持ってて良いですよ」との返事で、「Thank you」と答え、そのままホテルを出ます。

 ホテルの玄関口には常にガードマンのような人が立っていて、通り過ぎる度にきちんと挨拶をしてくれます。

 ホテルを出て左折。歩きにくい歩道をヨタヨタ歩き、車の通行の隙を見つけて反対側の通りへ。こんな事を繰り返して、とりあえず目標のスクンビット駅を目指します。駅までは歩いて7分程度。

 途中で夜遊びの店が建ち並ぶ通りの角にある、「オールド・ダッチ」というお店に入ろうと思っていたのですが、今日はクリスマスイブということで、周辺は大混雑。若いお姉さん方が、赤い帽子をかぶってキャーキャー騒いでいます。

 店も客が多いようでしたので、そのままその通りを駅の方に抜けます。当然ながら左右には怪しいネオンが瞬き、およそ100mぐらいの通りに、若いお姉さん方が行き来しています。

 いわゆるゴーゴーバーという所です。まだ営業が始まっていないので、客引き合戦は行われていませんが、通りに溢れでた屋台風のお店には、多数の外人さんと女の子たちがビールを片手に料理を突っついています。
ターミナル21のクリスマスツリー
 その中を、「本当にバンコクの若い女性は美しいなあ」と思いつつ、そのまま通りをつっきります。

 まだ屋台等で食べる勇気は持ち合わせていませんし、今回の旅行テーマの一つはプチリッチですから、ちゃんとしたレストランで食べようと考えています。

 そこでスクンビット駅から地下に降り、反対側のアソーク駅に向かおうとします。ところがところがこの周辺が再開発されたのか大変身。巨大なビルが建ち並び、以前のうらぶれた雰囲気が全くなくなっていました。

 アソーク駅周辺はさらに変化。「ターミナル21」という、これまた超巨大なショッピングモールが出来ていて、以前の地理感覚がまったく役に立たないことが分かってきました。

 道ばたの巨大なクリスマスツリーでちょっと記念撮影後、これではとても新しい店には今日は入れない、と考え、ウエスティングランデ手前を右折。その奧100mぐらいを左折。

 これまでも何回かお世話になっている「居酒屋 花子」でとりあえず気持ちを落ち着かせることにしました。時刻は6時半(日本時間8時半)です。


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