部屋に戻って出発の準備です。さてどうやって「バイヨークスカイ」まで行くか。地図を見て考えますが、このホテルはBTS等の駅からは少し離れていて、歩くのは結構面倒そうです。
たどり着いた結論は、無難にタクシーを使うこと。
身支度を調えてホテルのフロントに行き、「I'm going to baiyork sky hotel. Can you call Taxi?」と聞いてみると、「そこでちょっと待っててください」と言われ、ソファーで待機。
写真はソファーからホテルの入り口方面を撮影したものです。数分でタクシー到着。出発です。
タクシーに乗り込みさりげなくメーターを見るとちゃんと動いていました。今回の旅行では、空港から使った以外、タクシーは使っていません。運転手さんは40歳ぐらいの、割としっかりしたサラリーマン風の人。
普通の運転手さんとはちょっと雰囲気が違うな、と思っていましたが、乗り込んですぐに英語で話しかけてきました。びっくりです。ホテル専属?のタクシーかなとも思えましたが、普通のパブリックタクシーです。
話の内容はお決まりのもので「どこから?」「いつまで滞在?」「仕事かレジャーか?」なんてことを聞かれて、まあ聞かれた内容は分かったので、ポツリポツリと答えていましたが、運転手さんの発音がタイのものではなく、きちんとした発音だったので、少し私からも聞いてみることにしました。
しかし所詮中学生英語ですから難しいことは聞けません。一番関心があった「洪水はどう?」と聞いてみると「だいぶ被害があったけどこの辺は問題なかった」と言っていました。それより「日本は地震で大変だったね」と逆に言われて、「なるほどこの人はインテリなんだ」と思いました。
やがて車はスクンビット通りに出て伊勢丹方面に走っていきましたが、反対方向はかなりの交通渋滞で、こちら側はあまり渋滞していません。
「いつもこんなに車が多いのか」と聞いてみると、「いやあ、今日のこの方向は空いている。あなたはラッキーだ」と言っていました。まあ反対側の渋滞はすごいものでしたから、何となく頷けます。
やがてタクシーはスクンビット通りから伊勢丹方面に右折。そのまままっすぐ進めば「バイヨークホテル」という所まで来て、遂に大渋滞。4車線ぐらいあるように見えますが、5mぐらい動き停止を1分、と言うのを繰り返します。
運転手さんは「これが普通の渋滞なんですよ」と言います。伊勢丹の手前にある「セントラルワールド」は政治的な闘争で、一時期焼け落ちたと聞いていましたが、見事に復活していました。
思わず「いやあきれいになりましたね」というと「確かにね。あれが伊勢丹で日本人も多いよ」と教えてくれました。
ようやくの思いで運河を渡ると、その先左側にはプラトゥナム市場が見えてきました。「あそこは安いらしいけど」と聞くと、「あまり良くない」という返事が返ってきました。理由も教えてくれたような気がしますが、よく分かりませんでした。
市場を過ぎて左折すると、何だかゴミゴミした通りに入り込みましたが、その右斜め前が「バイヨークスカイホテル」でした。礼を言って、チップを若干加算して支払いを終え、ホテル内へ。