凝り固まった体をほぐしてもらいました

 しばらくするとマッサージ師さんが戻ってきて、そこに横になって下さい、とジェスチャーで示します。言われるままに仰向けになると、電気が消され薄暗くなり、いよいよ怪しいことが・・・と言うわけではなく、電気は消されたものの、順調に足先からマッサージが始まりました。

 先ず足をきれいに拭いてくれます。その後親指から順にほぐしていきます。1本1本の指をほぐし終わると、最後にちょっと引っ張られます。以前にも経験したことですが、この引っ張りで骨がコツンとなり、結構痛い時があります。

 この方の引っ張り具合は適度で、いわゆる痛気持ちいいというものでした。そのことが分かったので、ちょっと緊張していた筋肉をリラックス。やられるままに身を任せることにしました。

 指から始まったマッサージは、ふくらはぎにいき、これは日本の指圧ではないかと思えるような圧力をふくらはぎやその側面に加えてきます。かなりの力仕事です。

 ふくらはぎの次は太もも。さらに足を曲げたり伸ばしたりしながら、その度に筋肉に圧力を加えてくれるので、歩き疲れた筋肉がほぐされていくのがよく分かりました。

 下半身の最後は太ももの付け根の血管の圧迫ですね。これはどこのマッサージでもやるみたいです。個人的にはそれほど気持ちがよいとは思えないのですがどうでしょうか。

 続いて手です。これも手先から順に肩まで進んでいきます。手が終わったところで、うつぶせになるように指示がありました。


 枕で圧迫されるのでこの姿勢はあまり好きではないのですが、肩や肩胛骨の辺りをぐりぐりやられるのは、日頃から肩こりがあるので気持ちが良いです。

 さらに頭の上を指圧。そして起きあがって後ろから上体を抱えられ、思い切り背骨を伸ばしてお終い。大変な重労働だなと思いました。これで90分400Bということは、時給に直すと300Bぐらい。日本円で800円。

 バンコクの物価に較べると、技術さえあれば結構な稼ぎになるのかもしれませんが、肉体労働と変わらないので大変だろうなあと思えます。

 マッサージを一通り終えるとお茶を出してくれましたので、これを飲みながら着替え。着替え終わってカーテンを引いて通路に出るとマッサージ師さんが待機していてエレベーターの方に案内してくれました。

 エレベーター前でチップを渡し、出口へ。きちんとそこまで見送ってくれたのが印象に残っています。歩き出して感じたのは肩が軽い、と言うことでした。いつも肩の付け根にあるしこりのようなものが見事になくなっていました。

 ちょっとだけ浮き浮きした気持ちで、夕食場所を探しに「ターミナル21」へ。今回の旅行では、この「ターミナル21」周辺ばかりを歩き回っています。途中の歩道橋から、スクンビット通りの様子を写真撮影。


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