旅行の動機

 年末の旅行を無事終え、ホームページを必死に書きながら考えていたこと。「なんだかバンコクは混沌としているけど面白いなあ」ということ。

 私は1950年代の生まれで、物心付いた頃からいわゆる高度成長期という、訳の分からない熱狂が始まり、日本中が活気と熱気に満ちあふれていました。

 結局その熱気は1989年のバブル崩壊までおよそ40年間ぐらい続いたのかなと思います。その頃は、空き地にどんどんビルが建ち、古い家屋はどんどん壊され更地になり、道路は瞬く間にどろんこ道路から舗装道路に変わっていきました。

 道路が出来るとそのそばにすぐに個人商店が建ち並び、徐々に町としての体裁が整えられ、さらにバス路線等も充実し、交通網が整備されていきます。

 都心の繁華街にはどんどんしゃれたビルが建ち並び、購買欲をかき立てていました。一方庶民は金がない金がないとい言いながらも、翌年の昇給をあてにしてテレビを買い、冷蔵庫を買い、車を買い、どんどん欧米の生活に近づいてきました。

 残念ながらその頃の日本の熱気、活気、バイタリティといったものは、今は町に出てもあまり感じられません。

 ところがバンコクに行くようになって、こんな所に昔私が体験した日本と同じような成長期の国があったんだと驚き、そしてその熱気をもっともっと感じたいという欲求が生まれてきました。

 最初はおっかなびっくりだった旅行も徐々に慣れ、自由に動ける行動範囲も少しずつ拡がっています。

 英語は相変わらずまともにしゃべれませんが、ホテル等の決まり切った会話ならこなせるようになり、ますます行動範囲に自信がついてきています。(いまだにバスには乗っていませんし、屋台の食べ物も敬遠していますが)

 またバンコクという町が、男性諸氏の恰好の遊び場になっているということにも気がつき、気分的に許せる範囲で楽しみたいなあとも思っていました。

 そんな思いを抱きながら行った年末のバンコクですが、「ターミナル21」の華やかなショッピングモールを見て、「こりゃあ日本の比ではない。もっともっと凄いパワーだな」と感じましたし夜遊びもそれなりに楽しむことが出来ました。

 一方為替が円高に振れていることもあり、物価は日本のそれに較べるとまだまだ安い領域にあり、前回も目標にしましたが、プチ小金持ちの旅行が出来る楽しさも感じました。

 そんなこんなで、「また行きたい」という気持ちが強くなり、私の仕事と息子の学校の予定表を眺めていると、なんと息子は春休みに「勉強合宿」で4泊泊まり込みになるということが分かりました。

 つまり私は息子の食事の世話をする必要がないわけで、じゃあこの時期にかぶせてまた行けるんじゃないか、と調べ始めたのが今月(1月)の10日前後。

 行けるとしたら3月23日出発。泊数は4泊+αと言う予定で先ずは航空券を検索してみました。(ツアーは一人旅追加料金がかかるので、最初からあてにしていません)

 さてその結果は? 



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