「シャーク」からナナプラザへ

 で結局、昨年度末に妙にベタベタしてくる愛嬌のある女の子がいた「シャーク」へ。入り口のカーテンを開けて入った瞬間めざとく見つけててくれたのは、昨年末に飲み物をごちそうしたウエイトレスさんでした。数ヶ月の間にかなり大人っぽくなっていてびっくり。

 年末に何回も通ったので、この子に見つかったら、席に付かざるを得ません。「よっこらしょっと」と情けない言葉を吐きながら座ると、またもやすぐに昨年の子がどこからともなく現れ、あっという間に隣に座り込みます。

 私としては、もう少し周囲をゆっくり見たいなと思ったのですが、どうも一度飲み物等を奢ってしまうと、邪険に扱うわけにもいかず面倒です。

 別にこの子が嫌だというわけではないのですが、いろいろな子を見て、出来れば会話を楽しみたいと思っているので、まとわりつかれるのはうれしくもあり、面倒でもあります。

 (最初はまとわりつかれるだけでうれしかったのですが、自分自身なんだかちょっと強気になっているみたいで、カネの力は恐ろしいなと思います。つまり金さえあればいくらでも美しい女の子たちと遊べるのがタイの夜遊びの最大の特徴であるということです)

 とりあえず折角の再会なので、飲み物を奢って少しのんびりします。2本目のビールを飲んだところで、やはり「外へ行こう」と言い出しますので、ちょっと申し訳ないなと思いつつ、今回の旅行はいろいろな所に行って、いろいろなことをしたかったので、「また来るよ」と言ってチップを渡し店を出ました。

 さてどうするか。時計を見ると9時半(日本時間なら11時半)でした。バンコクの夜遊びが大好きな方なら、「まだまだこれからだ」、と思うはずですが、私にとっては日本ならすでに寝ている時間です。

 しかし初日からすぐにホテルに戻るのではちょっと情けないかなと考え、思い切って「ナナプラザ」に行ってみることにしました。ここは過去に1回だけ行っています。

 しかしそのときは初めてか2回目のバンコク旅行だったので、ソイ4を左折してからの喧噪に度肝を抜かれて、途中のビアバーもまったく目に入らず、一直線にその頃人気のあった「レインボー2」を目指して入店。

 大変な混雑の中、すぐに可愛い子を見つけたのですが、これまた「外へ外へ」の連呼で、滞在時間は15分ぐらいだったことを覚えています。

 今回はバンコクの街並みや生活している人の雰囲気、考え方、彼らから見た日本人の印象、お金の使い方が少しずつ分かってきたので、少し余裕を持ってゆっくり歩きながら見てみようと、一駅ですがBTSに乗車。

 ナナ駅で降りて階段を下りていくと、以前来たときと同じように左側に露店の洋服やさんがあり、そこを抜けるといくつか高級そうなレストランがあり、ナナプラザの交差点に近づくにつれ猥雑さが出てきます。

 中には沢山の虫の幼虫を売っている露店があったりして、思わず「ぎょっ!」としたりしますが、きちんと分類されて並べられているところを見ると、結構食べる人もいるんだと思います。

 プラザ手前のバービアには、通りに向かってカウンターが作られ、ちょい悪?外人さんが多数ビールを飲みながら、店の女の子と話をしていますが、女の子の顔立ちは確かに外人さん好みだなと感じました。



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