「王宮」へ

フラマ・エクスクルージブ・アソークの朝食 今回の旅行は、パタヤへ行く以外、バンコクでの観光はあまり考えていませんでした。

 昼間はともかく暑いので、のんびりと動き回り、夜は一杯飲みながら和食を食べ、その後は夜遊び、というパターンです。

 と言うわけで二日目は7時半起床。朝食会場へ行きます。バンコクのホテルでは、基本的に朝食が宿泊価格に含まれています。これもバンコクの魅力です。

 5000円前後のホテルで、そこそこ品数のそろった朝食が食べられ、日本ではスイートと呼ばれるような30数m2の部屋に宿泊できます。

 ただしヨーロッパ系の人が多いため、朝食は洋食系が多いです。日本人向きに干物とか豆腐とかはありません。

 パンとコーヒー、ジュースにハム、ウインナー、卵料理(注文するとその場で作ってくれます)、サラダ、果物といったものがそろっています。おかゆみたいな物もあるので、洋食系に飽きてきたときは、それを食べます。

 朝食後部屋でくつろいでから、バンコクの最大の観光地である王宮へ行ってみることにしました。初めてのバンコク旅行の時にも行っていますが、訳も分からず見てきただけなので、今回は少しじっくり見て、ついでに10分ぐらい瞑想もしてこようかと思っていました。

 王宮見学の服装は、半ズボンやミニスカートでは入場を断られますので(貸しズボンみたいなものもあるようです)、Tシャツに長ズボンです。気温は夜でも25℃ぐらいで、昼間は35℃ぐらいになりますから、日本の真夏の熱帯夜が毎日続くような物です。

 王宮へはタクシー利用が本当は楽なのですが、市街からの道が大渋滞するので、それを覚悟して利用するか、あとは地下鉄と高架鉄道、さらに船を乗り継いで行く方法があります。

 ちなみにバンコクの渋滞は、ともかく車が多いこと、迂回路が少ないこと、一方通行が多いこと、メインの交差点以外信号がないこと、信号の待ち時間がとてつもなく長いこと(1回ひっかかると3分ぐらいまたされることがあります)、渋滞している車の間をバイクや人が動き回ることで発生しています。

 というわけで、今回は後者を選択。地下鉄と高架鉄道は普通の列車で、山の手線のようなものですが、船はなかなか面白いです。バンコク市街の西側を大きく蛇行して流れているチャオプラヤ川を行き来しています。渋滞がないのもありがたいです。

 MRT(地下鉄)やBTS(高架鉄道)も自由に乗りこなすことが出来るようになりましたが、自動券売機で中東系の人の後に付くと妙に時間がかかることがあります。

 思考回路が違うのかなと思いますが、いきなり金を入れてみたり、駅を指定してから金勘定を始めたり、ボタンを押してから間違ったことに気づいてそのままじっと待っていたり、実に不思議な行動をします。

 その結果後ろに列が何mも出来てしまうのですが、みんな結構慣れているのか辛抱強く待っています。

 日本人の場合は、私も含めて、だいたい間違えることを極度に怖れますので、チケットの購入方法等もガイドブックやネットの情報を必死に仕入れ、その場で右往左往しないように努力します。お国柄の違いを感じるだけでも面白いなと思います。

 ただし日本人もグループになると、途端に強気になったり、タイ人に対して横柄な態度を取ったりすることがあるようです。

 これは夜遊びをしているとよく分かります。経済の発展がまだ十分ではなく、収入も少ないというだけで、自分たちが偉くなったように感じることがありますが、これは錯覚です。

 そうゆう態度を取る人は欧米に行くと、きっと妙に卑屈になるのだと思います。同じ人間同士、常に誠意をもって付き合いたいなと感じます。



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