大戸屋で昼食

 サートーンの船着き場から、BTSの「サパーン・タークシン駅」までは距離にして数百mなので便利ですが、BTSに乗るには、常に長い長い階段を上らなくてはならず、これが結構辛いです。

 最初の内は、「いい運動だ」と思っていましたが、帰国間近の頃は両足の太もも前部、すなわち足を引っ張りあげる筋肉が結構疲れているなあと意識させられます。

 BTSで「サラディーン駅」に着いた頃はすでに2時半。この辺りは日本人向けの飲食店が多いところなので、ここで昼食を摂ることにしました。

 今回の食事はホテルの朝食を除いて基本的に和食系で統一しようと思っています。改札を出て、そのまま階段を使うことなく「タニヤプラザ」へ。

 以前も入ったことのあるビルですが、「ゴルフ道具をいっぱい売っているなあ」というのと、「エスカレーターが全然動いていないじゃん」という記憶があります。

 入ってすぐに見つけたのが和食の「大戸屋」さん。バンコクにはかなりの数を出店しているみたいです。とりあえずここにしようと決めて店内へ。

 店内は和食の高級レストランという感じで、日本で感じる「大戸屋」さんとはちょっと違う雰囲気です。テーブルの間隔も広く、調度や色彩も落ち着いた雰囲気です。案内された席の隣では、ちょっと小金持ち風のタイ人カップルが食事を楽しんでいるようでした。

 メニューを見て決めたのは「カツ重」。おいしかったです。しかし値段は280Bと、タイの飲食の物価を考えるとかなり高額。強気で責めているなあという印象です。

 それでもタイ特有のガチャガチャした喧噪から離れた世界でゆっくり食べられることは精神的に落ち着きます。日本語で気楽に注文できるのもありがたいです。

 ようやく昼を食べ終え、今度はMRTに乗りスクンビット駅に行き、いったんホテルに戻り休憩です。ここで休憩しておかないと、夜まで体力が持ちません。

 シャワーを浴びて、広大なベッドにごろっと横になっていると、疲れで眠気が。そのままウトウトし、気がついたら夜の6時を過ぎていました。夕食の時間です。

 夕食はどうするか?食べに行きたい店の候補の中から、今回は「串家」さんを選択。場所はタイパンホテルの近くですから、地図を見なくてもだいたい分かります。

 まだ始まっていないカウボーイのゴーゴーですが、店の前で飲んでいる外人さんは大勢います。その様子を眺めながら左折してソイ23へ。

 途端にあちこちの通りから「マッサー、マッサー」の声がかかります。要するにマッサージのことですが、店の前に比較的きれいな女の子が待機して通りがかる通行人に声をかけている様子は、やはり怪しい店だなと判断せざるを得ません。

 以前はそう感じた瞬間に、ちょっと顔を引き締めて通り過ぎましたが、今回はニコッと笑って駄目だよと手を振って通り過ぎる戦法を押し通しました。こちらの方が精神的に楽なことが分かったからです。



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