ベル・トラベル・サービスでパタヤへ

 8時20分になったのでフロントへ。昨年度の経験から、チェックアウトの手続は簡単ですが、ルームチェックが5分ほど行われるので、その時間を見越しての10分前行動です。

 しかし今回はこの制度によって救われました。椅子の背中にかけておいたTシャツをしまうのをすっかり忘れていました。係員さんが、不思議そうな顔をして「あんたのでは?」と差し出してくれたのでびっくり、そして恐縮。

 という情けない1件があって、チェックアウトは無事終了。待っている間に「今日はこれからどちらへ?」と聞かれたので「パタヤです」と答えると、「タクシーは呼ばなくていいのか?ここから呼べば1200Bだよ」と親切に教えてくれました。

 そこで「もうすぐツアーの迎えのバスが来るから」と答えると、「その料金はいくらだ」と聞かれたので「350Bです」と答えたところ、「安い!」と驚いていました。地元の人でも細かいサービスに精通しているわけではないんだなと感じました。

 しかし私自身が何より驚いたのは、こういった英会話がたどたどしいながら自然に成立するぐらいまでは聞き取れて話せるようになったということです。基本英会話は実践あるのみですね。

 さてフロント前のソファーに座って待っていると、8時27分、約束の3分前にワゴンが到着。あっと言う間にホテルとお別れ。同乗者は一人だけ。

 「ベル・トラベル・サービス」は各ホテルから旅行客をベルのターミナルに集め、そこで大型バスに乗り換えパタヤまで高速を使って移動。その後再びワゴンで各ホテルへ送迎するというシステムです。

 20分程走ってターミナル到着。私が想像していたよりもかなり大きな会社でした。大型バスが10台近く、ワゴンも10台ぐらい並んでいます。ここで料金350Bを請求され支払い。

 やがて各ホテルから続々と旅行客が集まり初め、9時に大型バスに乗り込みました。その後も旅行客が乗り込み、だいたい3割ぐらい座席が埋まりました。空いているなあと感じましたが、これは勘違い。

 私はもしかしたら途中海が見えるかもと期待して右側の座席を確保しましたが、まったく見えず。9時7分予約客がそろったのか出発。すぐに空港方面に向かいました。9時40分空港着。

 しばらく待っていると、いきなり25人ぐらいの中東系の一団がドヤドヤと乗り込んできました。これでほぼバスは満席。その中で日本人と思われるのは私一人だけでした。

 この一団が乗り終わって、いよいよパタヤへ本格的に向かいました。車窓の風景に期待したのですが、撮影したいと思えるようなところもなく、ただひたすら2時間近く辛抱です。

 ちなみにバスはまあそこそこの乗り心地でした。中央よりちょっと後ろの方にトイレがあったので、なるほどこれなら長距離でも大丈夫だなと思っていたのですが、何とその入り口付近にバスの下に入りきらなかったスーツケースが山積みにされ使用不能状態に。水分を減らして良かったなと思いました。

 パタヤ市街に入ったのかなあと思ったら急に賑やかになり、例によって小さな商店と露店が軒を連ね、その間をたくさんの人が行き来しています。

 11時半到着。バスのすぐ前にホテルの名前が書かれたワゴンが5〜6台並び、そのフロントガラス上にホテル名が表示されています。旅行客は自分のホテル名を見つけて乗り込めばいいという分かりやすいシステムです。

 早速乗り込むとすぐに出発。早いです。11時50分にアレカロッジ前に到着。



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