有馬温泉でショルダーマッサージ

 折角タニヤまで来たので、その昔初めて真面目な古式タイマッサージを経験した「有馬温泉」で、ショルダーマッサージをお願いしようかと考え、ふらふらと「サリ・カフェ」の前を通って受付へ。

 受付でメニューを見ると「ヘッド・マッサージ」という項目はあるものの、「ショルダーマッサージ」という項目はありません。「肩のマッサージをお願いしたいんだけど」と伝えると、それは「ヘッドマッサージ」に含まれているんだと教えてくれました。

 というわけでヘッドマッサージを1時間体験することに。280Bですから、これはタニヤ料金?受付左側にちょっと広い空間があって、そこに10以上のゆったりした大きめの椅子が並べられ、すでに4〜5人の日本人と思しきおじさん達が、主として足裏マッサージを受けていました。

 私を担当したのは、タイ人には珍しい少し太めのおばちゃん。細めの中年美人に優しく肩をほぐしてもらおうと思っていた目論見は見事にはずれた上、この人のマッサージ、はっきり言って力任せで下手くそ。ただひたすらゴリゴリやられるだけなので、気持ちが良いより「痛い」という気持ちが先行します。

 マッサージというのは不思議なもので、相手がソフトにやってくると、こちらもリラックスして力を抜くので筋肉も柔らかくなりマッサージもしやすくなるような気がします。

 そこで私もマッサージ中はなるべく力を抜くようにしているのですが、ガリッ、グリッと頭や首筋、肩をこね回されると思わず力が入り、筋肉が強ばります。

 そうすると、このおばちゃん、硬くなっている筋肉をほぐそうとしてますます力を入れるもんですから、なんだかマッサージというより、万力で筋肉を締め付けるようなイメージすらあります。

 ここは失敗でした。もう行きません。1回目の全身古式マッサージが良かったので、やはりマッサージ師の腕が大きいのだと思います。

ターミナル21 5階からの展望
ターミナル21 5階からの展望


 無理矢理解きほぐされた肩をぐるぐる回しながら地下鉄MRTに乗り、スクンビットで下車。

 まだ2時半なので、ちょっとこターミナル21の上の方のレストランで、展望でも楽しみながらビールでも飲んでいこうと考えました。

 上の方の窓ぎわ席のある「MOOM MUUM PARK」という訳の分からない名前の店に入り、ビールを注文。

 しかし前回も隣の店で感じましたが、ウエイトレスさんが無愛想で、あまり仕事熱心ではありません。

 どうも高級な店とビジネスライクな店の考えを経営者が取り違えているとしか思えません。メニューを黙って持ってきて、そのままそこに突っ立って、待っています。

 注文しても「分かりました」の挨拶もなく、ただメニューをさっと持ち帰って、後はビールを運んできてほったらかし。

 まあ気楽で良いと言えばそれまでですが、いかにも私の店は高級店ですという顔をしながらこのような振る舞いをされると、おじさんとしてはやはり不愉快です。

 一応窓ぎわからの景色を堪能し、今日の行程をメモしたり、ビールをチビチビ味わって、適当なところで退散。後から外人さんカップルが入ってきましたが、今度は店に客が入ってきたことすら気がつかない。いったいどうなってんだこの店は?と感じたのではないでしょうか。

 酔った勢いでフラリフラリと歩いてホテルに戻りちょっと昼寝。夜の行動に備えます。



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