沿線風景
沿線の風景で目に付いたのは、先ず線路際ぎりぎりに立てられているバラックのような建物。
どうやら人も住んでいるようで、隙間から生活用品が見えます。こんなところで生活している人もいるんだ〜と感じました。
さらにあちこちで行われているらしい焼畑。藪火事のような火が所々見えました。
線路から少し離れたところに立つこじんまりとした一軒家。浸水を避けるためか高床式になっていますが、すぐ隣にはボロボロの家があったりして、経済格差を感じました。
しかしそのボロボロの家のすぐそばにバイクがあったりします。また周辺を鶏が走り回ったりしています。
それにしてもいったい何の目的で作られたのだろうと思われる建造物が多いです。作ってみは見たものの、後はほったらかしという状態が多いように思います。
フアランポーン駅到着
バンコクに近づくにつれ、徐々に夕闇が迫ってきます。反対側の窓にオレンジ色にくすんだ太陽が見え、それが沈むと急に暗くなってきました。
線路の周辺に屋台市場のようなものが見え始め、多数の人が食事らしきものを摂っています。
やがて市街に入ると線路と道路が平行に走るようになり、懐かしい?ピンク色や黄色のタクシーが見えてきました。
「やっと帰ってきたか〜」と思ってしばらくしたら、徐々に減速。前方を見るとどうやら終着駅のフアランポーン駅のようです。
汽車は高らかに警笛を鳴らしつつ、しずしずとホームに入り停車。やはりここも向かいの上野駅の雰囲気だなと感じます。7時半到着。
結局ガイドさんの言葉通り2時間半かかりました。疲れましたが、4人席を独り占めして、足を前に投げ出して座っていましたから、その意味では車の移動より姿勢が楽でした。
地方から都会に出稼ぎに来て、ようやく到着したというイメージです。硬くなった体を伸ばしつつ車外に出ると、ガイドさんが、「ここで解散です」と声がけ。
お礼を言って分かれます。蒸気機関車の周りには、写真撮影をしようと観光客が群がっていました。
MRTでシーロムへ
フアランポーン駅は前回の旅行でMRTと地下通路で結ばれたことを確認しているので、早速地下道を歩き駅へ。
向かうはシーロム駅。ホテルに戻って休憩するのは面倒と判断しました。シーロム駅を降りて、そのままラマ4世通りを歩き、スラウォン通りへ。
歩いている途中で、ババナホテルの前に来たので、「まあここでいいか」と思い入店。タイ料理の中から(洋食もありました)エビのすり身上げとカニチャーハンを注文。当然ビール1本つきです。
見かけは小さなレストランですが、味はしっかりしていると思います。これだけ食べて360Bぐらい。安いのではないでしょうか。
食後は先ず「バダビン」へ。9時だというのに空いています。昨晩の私にとっては美形の女の子が早速横に来て飲み物おごって乾杯。しばらくダンスを眺めて退店。
次は当然お向かいのエレクトリックブルー。9時半ぐらいでしたが、昨晩お近づきになった女の子がすぐに横に来ました。
この日は、夜遊び人必携?の旅の指差し会話長を持参。ほんの少しだけコミュニケーションが成立。
ただちょっとママさんが奢れ奢れとうるさい。悪い人ではないと思うのですが、ちょっと過剰だなと思ったので、今日はこの子だけと強気で宣言して1時間ほど滞在。ホテルに戻りました。